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【感想】朝が来る・辻村深月の小説のあらすじ

公開日: : おススメ ,

幼稚園や、スーパーなどで、よそのお母さんが子供の心を傷つけている瞬間を、何度も見てきました。自分の子どもを信じる勇気を持っていきたいと思えた小説です。

世間に流されないで信じたいですね^^
 
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朝が来る・辻村深月の小説のあらすじ

 

「今回のテーマでは、人の善意や誰かを信じるということを、いかに現実として書いていくか、ということを心がけました。」

辻村深月さんのインタビューより

 

人を信じるという事を考えさせてくれました。

 

第一章 平穏と不穏

 

自分の子どもがお友達を突き飛ばしたと電話が入ります。

ジャングルジムから大空くんが落ちて足をねん挫してしまいます。

ケガをした大空くんは、

佐都子の息子の朝斗が押したといいます。

 

「……ぼく押してない」

引き絞るような声が、使い古した雑巾のようにぼろぼろ穴が空いて聞こえた。見えなくなった目の色が、まだ同じ色をしているであろうことを思って、佐都子は胸をきゅっと鷲づかみにされた気持ちになる。「うん」と答えていた。

「お母さん、朝斗を信じる。朝斗は大空くんを押してない」

 

それが、大空くんのお母さんの怒りを買います。

うわさされ、傷つく親子ですが、

じっと耐えます。

「――ぼく、大空くんを押したって、言った方が、いい?」

なんて傷ついた朝斗はお母さんに尋ねます。

「朝斗は本当のことを言えばいいよ」

 

2週間で状況が変わるまで辛い日々が続きます。

 

信じるがテーマで、信じていたから、子供も守ってあげられたエピソードです。

 

朝斗くんは、清和と佐都子の養子です。

佐都子は、朝斗くんのお蔭で、

「なんて幸せなんだろう~」

と平穏な日々を過ごしていたのに、

ある日、電話が掛かってきます。

 

「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。

内容(「BOOK」データベースより)

 

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第二章 長いトンネル

 
朝斗のお母さんと名乗る女性が、清和と佐都子の家に、脅迫に来てから1か月が経った頃、

警察がやってきます。

 

朝斗は、お母さんの様子にお腹の底がぎゅっと痛くなるような気持になりますが、

朝斗は、お父さんとお母さんが、ジャングルジムの件で、自分を信じてくれたことを思い出します。

 

お母さんとお父さんも、それを信じてくれた。

信じる、と言ってくれた。

だから、朝斗にもわかる。

お母さんも、お父さんも、何も悪いことはしていない。

朝斗は、二人を信じている。

『朝が来る』辻村深月 著 P.154より

 

第三章 発表会の帰り道

 

中学生で子供ができてしまった女の子、

ひかりは、

自分の産んだ子を、里子に出します。

両親は、二人とも教師。

世間体で、ひかりを、どんどん突き放していきます。

ひかりの心もどんどんすさんでいきます。

 

人に裏切られもします。

借金取りにも追われます。

やっと紹介してもらった住み込みの新聞配達のところから、

お金も盗んでしまいます。

 

・・・そして、

子どもを渡してやったのだから、見返りを求めたっていい。

と佐都子たちを脅迫して失敗します。

 

第四章 朝が来る

 

朝が、来た。

この子はうちに朝を運んでくれた。

佐都子は、最初に赤ちゃんの朝斗で出会った時にそう思いました。

 

ひかりにも朝がきます。

 

 冷たい夕立を受けながら、視界が白んでいく。ごめんなさいね、ごめんなさい、と繰り返す朝斗の母親の声が、ひかりの心の柔らかい部分に触れる。

何も、何も言えなかった。

こんな声で話しかけられることは、誰にも、もう二度とないと思っていた。

『朝が来る』辻村深月 著 P.344より

 

【感想】朝が来る・辻村深月

 

本を読むことは、自分では経験できなかったことを体験できるし、自分では出会えない人とも出会えます。自分の世界が広がります。

人の心の痛みもわかるようになるかもしれません。何も知らなければ、失敗してしまうようなことも、もしかしたら回避できるかもしれません。

後に振り返えられたりします。

・・・そんなことを考えさせてくれたお話しでした。

 

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