サブマリン伊坂幸太郎の陣内さんが変わっていない

生活

愛すべき迷惑な人・・・それが陣内さんです。『サブマリン』は伊坂幸太郎さんの『チルドレン』の続編です。もう一度、『チルドレン』が読みたくなりました。そんな作品です。

 

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『サブマリン』笑って、泣けるお話です。

陣内さんと武藤さんのやりとりに笑えます。

いいコンビなんだと思います。

武藤さんは、

家裁の調査官は三人で1チームの『組』になることが多い。同じ組にはなりませんように、と祈ったが、祈れば祈るほど、現実はそうなってしまうのか、見事、陣内さんの『組』に属することになった。これもまた逃れられぬ宿命なのか、と天を仰いだ。

『サブマリン』伊坂幸太郎 著 p.5より

 

なんて言っていますが、私は、一緒に働いてみたいです。

上司の陣内さんに選んでもらえるような部下になりたい・・・と秘かに思っています。

 

『サブマリン』『チルドレン』の陣内さんってどんな人?

意外?と女性にモテるらしい陣内さんってどんな人なのでしょうか。

・自由奔放

・形式に則ることが大の苦手

・どこでもいいから座ってといわれたときに、監察中の少年の膝の上に座る

・そして「どこでもいいから、といったじゃねえか」と不満げに言う。

・自分に非があればあるほど胸を張るような人

・趣味、ギターやジャズ

 

「僕の上司に、自信満々で何でもできるような態度で、はた迷惑な人がいるんです。負けず嫌いで、変なことにこだわるし、無茶ばかりで。口癖は、面倒臭いなんですけど、この間は、生意気な高校生を屋上に連れて行って、五時間くらい無理やりギターソロを聴かせて、泣かしていました」

『サブマリン』伊坂幸太郎 著 P.48より

 

それに対して、陣内さんの友人は、

「世の中にそういう人が二人いてほしくないね」

と返します。

 

伊坂幸太郎さんの作品は、テンポ良く、楽しいです。

 

↓読んでください♪

 

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『サブマリン』の前作品の『チルドレン』 電子書籍で読めます。

 

 

 

つながっている短編集。さすが、伊坂幸太郎さんって感じです。

陣内さんと武藤さんが活躍するこの続編を伊坂幸太郎さんは書くつもりがなかったそうです。

でも、

再び、陣内さんが帰ってきてみんなの心を温めます。

 

『サブマリン』の続編も書く予定はないそうです。

ですが、また、10年くらいたったら。

陣内さんと武藤さんに会わせてください。

 

 

楽しみにしています。

 

 

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