『ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女』から作者が変わった

生活

『ミレニアム』 Millenniumは、スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによる推理小説でした。

ですが、2004年11月に彼が病没してしまいます。
「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」から成る三部作だけでは、未完の状態でした。その後を引き継いだ作品がこちらです。

ダヴィド・ラーゲルクランツによる、続編、「ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女」です。

 

 

 

 

 

 

ミレニアム4は刊行が難しいとされた続編

 

誰もがこの『ミレニアム』は三部だけで終わると思っていました。そうなのです。みんな楽しみにしていた続編を諦めていたのです。ですが、遺族の依頼のもと(版元も依頼)、ストックホルム在住のダヴット・ラーゲルクランツが続編を書きあげることになったのです。

 

どうぞ新しい『ミレニアム』をお楽しみください。

 

 

 

 

 

『ミレニアム』はミカエルトとリスベットの絶妙な距離感がたまらない

 

ミカエルは、雑誌『ミレニアム』の花形記者です・・・ですが、今回はちょっと出だしが不調な感じです。

そんなミカエルですが、彼は、リスベット・サランデルと絡んでくると生き生きとしてきます。そして、記者としての本領を発揮していきます。

 

ミカエルは、リスベット・サランデルに恋をしています・・・たぶん。

そして、リスベット・サランデルもうっかりとミカエル・ブルムクヴィストに恋をしてしまいます。

スピード感あふれるストーリーの中に、織り込まれる二人との関係にドキドキします。

 

リスベット・サランデルの生き方は、過酷な過去が、逆境から立ち上がるきっかけとなったのですが、この『ミレニアム4』のなかのリスベット・サランデルは、誰にもこびず、人の目も気にしない。そしてなにより自分の思うとおりに生きています。

あー私もこのように生きていきたいです。

 

 

『ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女』ではハンドルネームの由来がでてくる

 

今回の『ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女』では、スウェーデン語でスズメバチを意味する“ワスプ”と呼ばれるハンドルネームの由来が出てきます。

この名は、ハッカー仲間から畏敬の念を抱かれています。

 

そして、不気味な、映画未登場のカミラという双子の妹が登場します。

 

映画未登場のカミラという双子の妹との対決が見所

 

次号は、映画未登場のカミラという双子の妹との対決が見所となるはずです。

リスベット・サランデル (Lisbeth Salander)によると遺伝子的におかしいサランデル家。

家族との対決が激しいです。

 

このスティーグ・ラーソンから引き継がれてダヴィド・ラーゲルクランツによってより素晴らしい作品に仕上がっています。

この後の『ミレニアム5』を楽しみに待っています。

 

 

 

 

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