【感想】『老後の資金がありません』一体いくらあれば安心?

生活

いつもカツカツの家計で世間の皆様はそれをどう乗り越えているのか?そんな状況で大丈夫なのか?みんな裕福に見えてもそうでもないらしい。そうなんだ~老後の心配のない家族ってないんだ。

しっかり貯金して老後の備えは万全だったはずなのに。。。。。 後藤篤子の身に、子供の結婚資金親の葬儀代、贅沢な生活をおくっている姑との同居生活費の負担・・・これらが降りかかってきます。それなのに夫婦ともにリストラ!退職金も出ないと言われてしまいます。

1200万円あったの老後資金はみるみる減ってしまいます

老後の資金って一体いくらあれば安心なの?!

 

【感想】『老後の資金がありません』柿谷 美雨 著

 

今までしっかり生活を切り詰めて、真面目に働いていた主人公の後藤篤子さん。ある時、娘が派手婚をすると言いだします。地味であまり目立たないことは好まなかった娘だったのに、なんで?

手広く商売をしているお相手の両親の顔を立てて派手婚になってしまったのでした。

豪華な挙式で、

結婚費用は600万円掛ると言われます。

 

両家で折半です。お金に渋いお相手家族はきっちり半分請求してきました。

結婚って多岐に渡って資金が掛かります。

新婚旅行代新居の資金―――結局、篤子さんの払った金額は、500万円です。

 

見栄っ張りの夫贅沢な姑

姑の豪華ホテルのような老人ホーム代に、

毎月9万円!

篤子さん世帯は支払っています

そこにお父さんの葬儀代は、お兄ちゃんが払って!と義妹夫婦はいいます。

「お兄ちゃんは贔屓されて甘やかされて育ったんだから!」

舅の葬儀代と墓石代(婿養子ではないが嫁の家を継いだ舅と先祖の姓が違うため)で、

香典を引いて400万円の出費

 

 一千二百万円あった貯金は、さやかの結婚で五百万円、そして舅の葬儀と墓代で四百万円を使い、今や残りは三百万円を切ってしまった。夫が定年退職をしたあと、どうやって暮らせばいいのか?三百万円など、1年分の生活費にしかならない。五十代の夫婦で、それだけしか貯金のない人って、日本人の何割くらいいるのだろう。

『老後の資金がありません』柿谷 美雨 著P.106より

 

 

篤子と夫のリストラで、

  • レンタルモップ解約
  • 新聞解約
  • 車を廃車

 

車を売ることを決めたら、子育てが終わり、老齢期が来たのだと篤子は実感したのでした。

 

こんな中で娘の夫のDV疑惑が浮上します。

 

なんだか、こんなにお金に振り回されているのに、

この小説面白かったです。

なんで面白かったのか?

それは、その状況を楽しんでいる人がいたからなんです。
そして、みんな温かいのです。

 


では、安定した老後を迎えるのには、一体いくら必要なのでしょうか?

 

老後資金はいくら必要なのでしょうか?

 

私たちが老後に不安を抱えてしまう要因としては、

 

  • 退職金や年金がいくらもらえるのかわからない
  • 老後に月々いくら生活費が掛かるのかわからない
  • 老後に貯金がいくらあるのかわからない

 

これらの事を知らず知らずのうちに”考えないようにしている”からなんです。

しっかりと家計の問題を見据えないで、眼をつぶっているので、

不安ばかり募っていきます

 

結局は老後の資金はいくら必要なの?

 

同じ老後でも掛けていたのが国民年金厚生年金なのか、持ち家賃貸か、条件が違えば必要額も全く違ってきてしまいます

 

人生の考え方節約の仕方を参考にして老後のお金の流れを考える必要が出てくるのではないでしょうか?

 

健康であるのか?持病がるのか?事故怪我は?これらの要因が変わるだけでも大きな差が生まれてしまいます。

 

例えば、老後の資金は退職金を使わなければ150万円あれば大丈夫という人もいます。

 

老夫婦二人が65歳から30年生きたとして2500万円必要といういうファイナンシャル・プランナーの意見もあります。

退職金や貯金から不足額を算出して、節約をしていく、

何歳でも働いて収入を得る努力をする必要が出てきます。

 

・保険の見直し

・家の断捨離(余計な物を買わないため)

・快適な生活を送るための考え方を変えてみる

今すぐにでも手を打つ必要がありそうです。

ここで、重要なのは、

オレオレ詐欺投資詐欺に気を付けることです。

大事な退職金を投資に手を出して無くさないように気を付けてください。

 

 

【感想】老後の資金がありません~一体いくらあれば安心のまとめ

人生何があるかわからないです。ですが、この本に登場する女性たちは、お金に苦労をしても一生懸命に情報を集めて、セミナーに通い勉強し

行動をしています

主人公のお姑さんの、

――あなたたちって冷たいのねえ。

――大黒柱は大切にしないとダメよ。

そんな言葉が彼女の頭に浮かんだり、

ああ、夫って、やっぱりめんどくさい。

いや、待てよ。荷物持ちに使えるかも。

ってポジティブに考えたり、

お姑さん主人公はもはや人生の達人です。

ひとりでフフッて笑える余裕が、今後の生活のゆとりへと向かわせてくれるのだと思います。

人生の達人になれば老後は大丈夫。

 

老後を明るく過すために

何年か前に知人の企業年金が年齢を区切り、確定拠出年金という、自分で投資指示をする年金となりました。
大切な老後の預金を、投資詐欺に騙されないためにも、投資については最低限の知識は身につけることをお勧めします。

投資に対して欲を出し過ぎてしまうと失敗をしてしまいます。「投資は失っても生活ができる範囲内」にしましょう。

 

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