毎日の歯磨きのちょっとした工夫で、朝起きたときの気になるお口のネバつきが改善します。実はなんでもやりすぎって良くないことを知っていましたか?歯磨きの時間も減るし、お口の中もきれいになる・・・そんな歯磨きの方法があるのです。
歯磨きのタイミングは食事の後、30分を過ぎてから
歯磨きを始めるタイミングは、食事が終わってから30分後です。
理由は、
お口の中が食事で汚れると、唾液の力によって虫歯菌の出した酸の中和が始まります。
その、中和が終わるのが、食後30分なのです。
中和が終わる前に歯を磨き始めるとエナメル質を削ってしまいます。
そのため歯磨きは食後すぐではなく、唾液が酸を中和した後の30分後くらいに磨くのです。
ですが、唾液の中和する力が弱い方は、なるべく食後すぐに歯を磨いた方がいいでしょう。
デンタルフロスで奥歯の間もきれいにする
歯茎を傷つけないように注意をしながら歯と歯の間もきれいにします。ちょっとしたひと手間を大事にしましょう。この差が、歯垢を防ぎます。そんな時間はかからないです。それに長い間、歯を磨いていて、知覚過敏になるよりは歯のためにも良いことなのではないでしょうか。
デンタルフロスを併用すると、歯垢を1.5倍も落とします。
歯磨きで口をすすぐのは一度だけ
市販の歯磨き粉にフッ素の入っているものを使っている場合は、お口の中に、フッ素を残すために、歯磨き後は、少量の水を含んで5秒ほど1回すすげばOKです。
歯ブラシは、毛先を歯面に直角にきちんとあてて、軽い力で小刻みに動かしながら1本ずつ丁寧に磨きます。
何度も磨きすぎないように、そして、すすぎ過ぎないようにしてください。
※歯ブラシは1か月に1本は取り替えるようにしてください。
ねばねばにはデンタルリンス
寝る前に、”デンタルリンス”をすると、長時間殺菌してくれて、朝まで気持ちよい口の中の状態でいられます。
歯間ブラシ→フッ素入りの歯磨き粉での歯ぶらし→デンタルリンス
この3点を、ポイントを押さえてきちんとこなせば短時間ですっきりときれいな歯の状態でいられます。
ポイントは同じところをしつこく磨かない・・・ということです。磨きすぎは歯茎のためにも、エナメルのためにもよくありません。
そして、すすぎは1回ということです。
フッ素はなぜ歯のために良いの?
フッ素は歯のためにとても良い働きをしてくれます。それは、
・食事の後に発生する酸から溶け出したカルシウムやリンを補なうこと・・・つまり、再石灰化を促進していきます。
・歯の表面を覆うエナメル質を酸にとけにくい性質に変えていきます。
・歯垢の中の細菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。
お口の状態チェック
お口の中の歯を舌で触ってみます。
きれいに磨けていれば、歯がツルツルしています。磨き残しがあれば、舌で触るとザラザラとしています。
全部の歯がツルツルした状態になれば歯磨きは完成です。
ネバネバお口を防ぐ歯磨きのまとめ
デンタルフロスで歯と歯の間にも歯垢がたまらないようにします。そして、フッ素入りの歯磨き粉ですべての歯を磨き、少量の水で一度だけすすぎ、お口の中に歯磨き粉のフッ素を残すようにします。
そして、仕上げには寝る前のデンタルリンスです。これで、お口の状態がきれいなものに保たれ、翌朝の息が臭くなくなります。さわやかな目覚めのためにぜひこの3点を取り入れてみてください。
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