先日、着物箪笥を整理していた母から喪服をゆずり受けました。
あまり着ていない良い品だそうです。
喪服は頂いても良いのもなのでしょうか。
呉服屋さんに聞いてみました。
着物診断士の先生に喪服をゆずり受けていいのか聞いてみた
先日、『着物の健康診断』というイベントが呉服屋さんであったので、ちょうどよい機会だと思い、喪服を母からゆずり受けることは良いのか?と質問してみました。
すると、さすが着物を売る立場の人です。
やはりこうきたか!という答えが返ってきました。
喪服は一代限り
喪服は一代限りと言い切っていました。
嫁入りに時に持ってきたものよりも、良いものなので、紋を入れ替えて自分用に使用して、未使用の方は娘に持たせようと。
と言ったところ、
新しい着物の方が黒が深くて濃い色のものが多いと切り替えされてしまいました。
喪服ってレンタルしてもいいのでしょうか?
今は、レンタルされる方も多いと聞きますが、どうでしょうか?
と話の方向を変えてみましたが、
レンタルは、他の人も着るので、その人の不幸も背負い込むとか・・・。
親からゆずり受けた喪服をどうしたのか。
呉服屋さんは、喪服は一代限りと言います。
喪服は一代限り
喪服に関しては考えは人それぞれ
喪服に関しては考え方は人それぞれです。
結局は本人の気持ち次第ということになります。
母の喪服なだったので、母方の先祖が守ってくれると思えばよいのではないかと結論づけました。
- 着物のクリーニング店では、「喪服を引き継ぐ方も多いです。」といいます。
- 紋を入れ替えてくれる業者も、「喪服を引き継ぐ」話をされています。
これは、商売上の話に繋がっていくのでしょうか。
お付き合いのマナー本では、貸衣装を使用することも勧めています。
急な不幸に際し、喪服の持ち合わせがない場合もあります。
葬儀社では貸衣装も取り扱っています。
購入できない場合は早めに聞いてみましょう。
「レンタルの喪服は問題外」という呉服屋さんもいれば、「ご自分の喪服を持っていても実際の葬儀ではレンタルの着物を着られる方もおります。」と言われる人呉服屋さんもいます。
喪服をレンタルする理由
- あわただしかったから。
- レンタルだと間違いがないから。
- 片づけたり畳むのが難しいから。
- クリーニング代も含まれているから。
クリーニングすれば気がすむ!
自分の中の結論をしましては、クリーニングをして大事に着てみようと思っています。
紋の入れ替えはするかもしれません。
今は2万円から3万円ぐらいで喪服についている家紋を入れ替えられます。
話を伺った呉服屋さんでは、4万円超えでした。
クリーニング後はきものキーパーに収納するのがおすすめ
着物を大事に保管するのならこのきものキーパーがおすすです。
クリーニングをきちんとした後、このきものキーパーに保管をすれば5年間は陰干しをしなくてもそのままで着物を綺麗に保てます。
湿気で着物が傷むという心配から解放されますよ。
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喪服についている紋の意味
喪服はあなたを守ってくれるお守りとも言われています。
それで厄年に作る場合もあります。
大抵は、結婚する時に作ります。
成人式の時に作る人もいます。
黒紋付
- 背紋はご先祖様が守ってくれることを意味しています。
- 抱き紋(前にある両胸にある紋)は、両親が守ってくれていることを表しています。
- 袖紋は(後ろの袖にある紋)は、兄弟姉妹親戚に守られていることを表しています。
五つ紋付の黒無地着物
染め抜きの五つ紋です。
黒の羽二重が黒の一越縮緬(いちこしちりめん)(夏は絽か紗)です。
羽織を着ると略式になるので、着ないのが正式なものです。
喪服の小物
半衿、長襦袢は白を着用します。
帯は黒無地または地紋織の名古屋帯にします。
地紋がある場合は、蓮の花、流水などの宗教的な図案を選びます。
帯締めと帯揚げは黒です。
アクセサリーは和服全般でも不要とされています。
弔事ではなおさら不要とされます。
結婚指輪ならOKです。
肩にかかる髪はきちんとまとめ、薄化粧にします。
身だしなみはきちんと整えましょう。
喪服ってをゆずり受けてもいいの?喪服は一代限りのまとめ
結局は本人の気持ち次第ということになります。
母の喪服なら、母方の先祖が守ってくれると思えばよいのではないかと結論づけました。
「レンタルの喪服は問題外」という呉服屋さんもいれば、「ご自分の喪服を持っていても実際の葬儀ではレンタルの着物を着られる方もおります。」と言われる人呉服屋さんもいます。
喪服をレンタルする理由
- あわただしかったから。
- レンタルだと間違いがないから。
- 片づけたり畳むのが難しいから。
- クリーニング代も含まれているから。
考えも人それぞれで、今は洋装の喪服を着られる方が主流となってきている現在では、どの衣装を着るのかとうことは判断が難しいところです。
結局は、その時に、葬儀社の方や親せきの方に相談されるのが一番なのではないでしょうか。