タミフルの副作用 子供の場合
小さい子どもを持つ親としては、タミフルの副作用は気になる所です。ですが、そもそも薬は、人体にとって本来異物なんです。
何らかの副作用はあるものとして考慮すべきものなんです。
なので、保護者は子供のために、治療上の効能・効果と副作用をよく知っておいてから、服用させてください。
タミフルの異常行動って?
タミフルを服用後におきた、こんな報告例があります。だいたいが10代の未成年者です。
・突然立ち上がって部屋から出ようとする。
・興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、意味のわからないことを言う。
・興奮して窓を開けてベランダに出ようとする。
・自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない。
・人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す。
・変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る。
・突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする。
これらですが、タミフルとの因果関係はないと言われています。
リン酸オセルタミビル(タミフル)について
平成24(2012)年10月、平成25(2013)年10月及び平成26(2014)年10月に開催された安全対策調査会が、追加的に得られた副作用情報等の評価を行いましたが、タミフルと異常行動との因果関係を示す結果は得られていないものの、引き続き、これらの対策を行うことが妥当と結論付けています。
タミフル以外の抗インフルエンザウイルス薬でも異常行動ってあるの?
抗インフルエンザウイルス薬のリレンザ、ラピアクタ、イナビル、シンメトレルでも異常行動の報告例はあるのでしょうか。
⇒これらの医薬品の服用後にも、急に走り出す等の異常行動の発生が認められています。
ですが、
⇒インフルエンザにかかった時には、医薬品を何も服用していない場合や解熱剤のアセトアミノフェンだけを服用した後でも、同様の異常行動が現れることが報告されているんです。
・・・ということは、異常行動は、インフルエンザウイルスが原因かもしれないということなんです。
自分の子供がインフルエンザに罹ったら
親は、自宅でこどもの様子を見守る必要があります。
☑少なくとも発症から2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう注意をしてください。
どんどん寒くなるこの季節、インフルエンザウイルスに負けない生活を送れることを祈っています。
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