【感想】居眠り磐音 江戸双紙 空也、薩摩に行く

生活の知恵

2018年のNHK大河ドラマの「西郷どん」は薩摩藩の藩士です。この本『声なき蟬』でも主人公の空也は薩摩に向かいます。どちらも薩摩藩が大きく関わってきます。この薩摩藩って面白い藩ってことなんでしょうね。




 

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「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの番外編『声なき蟬』あらすじ

 

この『声なき蟬』は「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの坂崎磐音(さかざき いわね)の息子の物語です。

 

主人公の坂崎空也(さかざき くうや)は、九州に向かって旅にでます。

16歳の夏、薩摩藩「東郷示現流」を学びたいが為に一人で薩摩へ。

そんなとき、

空也の母のおこん夢枕に、亡き金兵衛が立ちます。

「いいか、おこん、陰膳を忘れるなよ。おれの孫がよ、元気で戻ってくるまで続けるんだぞ」

と念を押します。

 

示現流とは

 

示現流(じげんりゅう)とは、薩摩藩を中心に伝わった古流剣術なんです。

流祖は東郷重位です。

 

薩摩藩内では江戸後期に島津斉興より御流儀と称されました。

分家の佐土原藩を除きましたが、門外不出の御留流です。

 

陰膳(かげぜん)とは

陰膳(かげぜん)とは、家族の無事を願う習俗の一つです。旅行中に飢えることのないように、安全であるように願って供えます。

・安全祈願の呪術のひとつです。

・「蔭膳」とも書きます。

 

空也の青春篇です。

初恋あり、

修行あり、

見守る者あり、

待っているもの多数あり。


そんな夢を見た後、

江戸神保小路尚武館道場に、薩摩藩島津家江戸藩邸の用人が現れます。



 

ドラマでは「陽炎の辻」

 

NHKのテレビでも「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズはドラマ化をされていました。

「陽炎の辻」では、
坂崎磐音(空也の父)の役を山本耕史が演じていました。
おこん(空也の母)の役は中越典子です。

 

『声なき蟬』の時代背景

 

 天明七年(一七八二)に薩摩藩八代目藩主島津重豪(しげひで)が隠居し、若い齊宣が藩主の座に就いたが、藩政を重豪が掌握、体よくいえば「院政」を敷いていた。

そんな中、天明八年(一七八八)に薩摩藩は金二十万両の上納と、禁裏・二条城普請を幕府より命じられていた。

十一代将軍徳川家斉の正室は薩摩藩の島津重豪の三女、重姫(篤姫)だ。

『声なき蟬(上)空也十番勝負 青春篇』佐伯泰英 著 P.16より

 

薩摩藩

 

・地理的には東西を外海に囲まれ、南には、錦江湾、北は肥後国。日向国の山々に囲まれているので他藩とは隔絶しています。

・元和三年(一六一七)九月には、幕府から六十万五千六百五石余りを安堵されたいました。

関ヶ原の合戦では、西軍(徳川の敵)でしたが、存続が危ぶまれたなか、外交努力により徳川の外様大名となります。

徳川の承認のもと琉球王国を侵略します。

・奄美大島を藩直轄にして琉球を足がかりに中国との交易関係を保持していました。

薩摩藩、大いに栄えます。

加賀国金沢藩に次いで石高(七十二万八千七百石余)の多い藩になります。

 

薩摩藩の北側には、肥後人吉藩相良家

肥後人吉藩相良家の東側には、飫肥藩伊東家

があり、その藩との間には険しい山々がそびえ立っていました。

 

そのうえ薩摩は、在地支配を単位とする外城(とじょう)制度のもとに「鎖国中の鎖国」がごとき、険しい関津(かんしん)策を続けて外からの侵入を拒んできた。

一方で奄美大島、琉球諸島を通じて南には門戸を広く開いていた。

「北への閉鎖性と南への開放性」

の二面性こそ薩摩を特異なる国にしていた。

琉球を通しての抜け荷交易は、薩摩藩島津家に七十二万八千七百石以上の実収をもたらしていた。

『声なき蟬(上)空也十番勝負 青春篇』佐伯泰英 著 P.23より

 

空也の敵の外城衆徒(とじょうしゅうと)

 

外城衆徒(とじょうしゅうと)は、幕府の密偵などが、薩摩に入らないように、国境で阻止する一派です。

島津氏からその存在を黙認されてきた残忍無比の無法集団なんです。

「山ん者」とも呼ばれて恐れられています。

 

その者達との闘争で空也は……。

 

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【感想】「居眠り磐音 江戸双紙」空也、薩摩に行くのまとめ

 

上巻は空也の旅の序曲です。空也は身罷ったと告げられるのがこの巻です。

ですが、なにせ主人公ですよね。

金兵衛さん、無事を確認するまで「影膳するように」言っていますし、

きっと大丈夫でしょうね♪
 

 

【感想】声なき蟬(下)佐伯泰英 著/敵は薩摩の外城衆徒
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