【感想】『信長の原理』から読み解く働かない人材の対処方法

生活の知恵

誰にでも一度は会社の中にいる働かない人に対する怒りを経験されたことがあると思います。あの人なんで楽をしているんだろう~電話くらい出てよ!等々色々な不満を抱えきた方もおられることでしょう。天下の武将織田信長豊臣秀吉も追及してきた企業人事の謎を解くような小説を紹介します。

スポンサーリンク

【感想】『信長の原理』垣根 涼介 著

織田信長は幼少期に、吉法師と名付けられていました。とても癇の強い乳児で乳母の乳首をかみ切るほどの激しさでした。この性格は大人になっても変わることのないもので、その性格は、

「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」 という句でも知られています。

「織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三将に思ひ思ひの句に詠まれたと云う時鳥。信長は「鳴かずんば殺してしまへホトトギス」と詠み、秀吉は「鳴かずんば鳴かせて見せうホトトギス」と詠み家康は「鳴かずんば鳴くまで待たうホトトギス」と詠んだと傳へられる。」
 出典等の記載なし。仮名遣いの差異大きいが、現代に伝わるものと同じ表現している。

大曲駒村編.川柳大辞典 下 1962 高橋書店「ほととぎす」の項④ p.573

13歳で元服をしてから信長と名乗りますが、それまでは吉法師と呼ばれています。

生みの母吉法師のことを、我が子のことながら毛嫌いをします。見栄えも良く物分かりのよい弟を溺愛します。ですが父は、
弟は神輿の上のよく出来た人形」といい、「人に言われねば動かぬ人形よりはるかにまし」だと兄の方に期待を掛けます。

【信長の父の信長の評】
・人の思わぬようなことをする。
・それを強情に貫き通す。
・誰の意見にも左右されない。かく。
・だから家臣との摩擦が生まれる。
・一時もじっとしていない。
・一見奇矯に見えることにも懸命に汗をかく。
・心が乾いている。

そんな信長が戦場で働かない武将がいることに愕然とします。その法則を蟻を眺めているうちに発見します。実は秀吉もその法則を知っていたのでした。

時は流れ、

天下統一がすでに目の前にあるこの状況の中、家康は自分を裏切るだろう。それを排除しなくてはならない。そしてその後にもまだ5人残っている。今、最も良い働きしている5人は、蟻の法則によれば、自分を裏切ることは必然であるだろう。
羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益
この中で自分から離れていく者、裏切る者、脱落していく者はいったい誰なのか?そんなことを考え続けた武将の物語です。

↑宇宙のことわりを末後に悟る信長の小説をお楽しみください。

スポンサーリンク

『信長の原理』から読み解く働かない人材の対処方法

どんなにサボっていたって、ちょっと仕事をしている振りをしていれば他の人と同じようにお給料がもらえてしまうのが今の日本の企業の現状なのです。お給料泥棒といわれても報酬が毎月貰えるようでは、他の職員のモチベーションまでもが下がってしまいます。

・働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
・働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
・よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
・よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
・よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
・サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。

Wikipediaより

人は、数が多くなればなるほど、以前よりも懸命に働かなくなる人が出てくると信長は言います。何故だか分からないけど、
二・六・二に分かれる。何故そうなるのか意見を聞きたい秀吉に詰め寄ります。

それを秀吉は、
人はとても弱いものだから、疲れれば休みたくなります。人の目が届かない所ではついつい手を抜きたくなるものだから、


自分は、その者たちが何故振るわぬのか考えるのは止めて、
その弱き者たちがより楽しく陽気に働けるよう日々懸命に考えています。


と答えます。
その答えを聞いて、信長は生意気だと怒るのですけど。

スポンサーリンク

人は復習しなければ1日後に74%忘れる

上記の秀吉の考え方は、現代の職員の働く意識のも通じるものがあります。

働いていることの全ては記憶はできません。
私は2度は言わないから
なんていうスパルタは通用しないでしょう。メモを取る暇さえない場合もあります。
記憶は、自分でコントロールできる!と過信してしまう場合がありますが、記憶力ほど自分では、の思いどおりになりません。メモも慌てて書いていると、
大事なことも、「どこに書いたんだっけ?」
なんてことさえ起こります。

「エビングハウスの忘却曲線」では、
人は1度覚えたものは1時間後に56%忘れてしまいます。
さらに1日後には、復習をしない場合では74%の事柄を忘れてしまいます。

仕事を教えられている職員がほとんどが忘れてしまうことの対処方法

だからモチベーションを保ちながら、仕事に関わってもらうためには、先の秀吉の考えの様に、
「楽しく、興味が湧くように働いてもらう方法を考える」
ことが大事になっていきます。
忘れてしまったことはどうしょうもありません。
ある程度の忘却は想定をしておきましょう。

自分が忘れてしまったことで、自信を失い、なにもしなくなってしまう「やる気のない社員」を作らないためにも、他人に仕事を覚えてもらおうとすれば、余計に「気持ちよく働ける」環境づくりが早急に必要になってきます。働く者の意欲を削ぐことのないよう、モチベーションが上がるようなサポート体制を作りあげていくことが重要になっていきます。

スポンサーリンク

【感想】『信長の原理』から読み解く働かない人材の対処方法のまとめ

自分の意識をどこにもっていくのか?そこが仕事に対するスタンスにつながるのではないでしょうか。
信長は優秀な人材にこだわり続け無理な体制づくりを極めた結果、今いる場所から排除されてしまいました。
組織の継続には、なにが必要なのか?問う必要があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました