雑記ブログを特化型に育てる方法|和装・着物カテゴリをつくった実例解説

ブログ運営・育て方

雑記ブログを運営しているうちに、気づけば記事数が 500本超え
とくに「帯の洗い方」「袴の着付け」などの 和装関連記事は月1,000PV以上 とアクセスが好調でしたが、すべて“生活”カテゴリーに埋もれていました。

その結果、

  • 読者は記事を探しにくい
  • 自分も記事の位置関係を把握できない
  • Googleにも“何が得意なブログなのか”が伝わりにくい

という状態に。

そこで今回、思い切って 「和装・着物」カテゴリーを独立 させることにしました。

  1. 「和装・着物」カテゴリーを独立させたプロセス
    1. ✅ なぜカテゴリー整理が必要か
  2. カテゴリー新設の理由
    1. ✅ 理由①:検索ニーズが明確で、競合が少ない
    2. ✅ 理由②:Googleに“専門性”を伝えやすくなる
    3. ✅ 理由③:読者が迷わず回遊できるようになる
  3. 🛠️ カテゴリー案を整える方法
    1. 🛠️ ステップ①:記事を洗い出す
    2. ステップ②:カテゴリー構成の見直し
      1. 「大カテゴリ × 必要に応じて小カテゴリ」の設計
      2. 📂 例:整理後の大カテゴリ案/構造
      3. 私のブログに合った構成
      4. カテゴリー名のポイント
      5.  タグとの使い分けを意識する
    3. 🛠️ ステップ③:「和装・着物」カテゴリを新設
    4. 🛠️ ステップ④:記事を新カテゴリに振り分け
    5. 🛠️ ステップ⑤:カテゴリーページに説明文を追加
  4. 整理してみて感じたこと
  5. 🔍 FAQ(よくある質問)
    1. Q1. 雑記ブログはSEO的に不利って本当?
    2. Q2. 雑記ブログを特化ブログにする最適なタイミングは?
    3. Q3. Googleが評価しやすいカテゴリー構成は?
    4. Q4. カテゴリーのSEO用説明文は入れるべき?
    5. Q5. カテゴリーとタグはどっちがSEOに有利?
    6. Q6. 雑記ブログで検索上位になりやすいジャンルは?
    7. Q7. カテゴリーは後から変更するとSEOに悪影響がある?
    8. Q8. 雑記ブログの中で伸びるジャンルを見つける方法は?
    9. Q9. 1記事を複数カテゴリーに入れるのはSEO的にOK?
    10. Q10. 雑記ブログから特化型に育てる場合、古い記事はどうすればいい?
    11. Q11. カテゴリーを新設すると検索順位は上がる?
    12. Q12. 雑記ブログの専門性を高める最も簡単な方法は?
  6. おわりに:雑記ブログでも“育て方”次第で専門性は生まれる

「和装・着物」カテゴリーを独立させたプロセス

カテゴリー整理の中で
新たなカテゴリーを新設することになりました。
矛盾しますがカテゴリー整理の必要性からお伝えします。

✅ なぜカテゴリー整理が必要か

  • 大量のカテゴリーや細かすぎる分類は、読者が迷ったり、どこに何があるか分かりにくくなったりする。
  • また、検索エンジン(Googleなど)にも、「このサイトが何について書いているのか」が伝わりにくくなり、評価が落ちやすい。
  • だからこそ、カテゴリーは 「広すぎず、でも大雑把すぎない」 適切な数と構造で整理するのが理想。一般的には 大きなカテゴリを 5〜10 個前後 に留めるのが推奨。

カテゴリー新設の理由

カテゴリーは5~10個までが最適といれているのにも関わらず
カテゴリーを新設しなければならない理由を説明しますね。

✅ 理由①:検索ニーズが明確で、競合が少ない

たとえば「帯 洗い方」「袴 着付け」などのキーワードは、
月間検索数が安定しており、競合の難易度も中〜低。
実際、私のブログでも、和装系の記事は 平均検索順位10位以内 に入っていました。

すでに 関連する記事が10本以上 あり、読者の悩みに沿った内容が揃っていたため、
“カテゴリーとして独立させるだけで専門性を強く打ち出せる” と判断しました。

✅ 理由②:Googleに“専門性”を伝えやすくなる

これまでは「生活」カテゴリーの中に和装の記事が混在しており、Googleにとっては
“このブログは何を専門としているのか?” がぼやけた状態でした。

しかし、和装関連だけを新しいカテゴリにまとめることで、

  • “和装に詳しいサイト”
  • “和装で悩む読者のハブ”
    として認識されやすくなります。

これは、Googleが重視する テーマの一貫性(Topic Authority) の観点からも大きなメリットになります。

✅ 理由③:読者が迷わず回遊できるようになる

和装の記事を一つにまとめることで、
読者は「帯 → 汗ジミ → 保管方法 → 袴着付け」など、
悩みの流れに沿ってスムーズに移動できる ようになりました。

実際にカテゴリ整理後は、

  • 1訪問あたりの閲覧ページ数が 1.4 → 2.1ページに増加

  • 関連記事のクリック率も改善

という効果が出ています。

🛠️ カテゴリー案を整える方法

それでは実際に行ったカテゴリー整理のプロセスを紹介します。

🛠️ ステップ①:記事を洗い出す

まずは、スプレッドシートに以下の情報を一覧化しました。

  • 記事タイトル
  • 現在のカテゴリー
  • 公開日
  • PV数(参考)
  • 内容のキーワード(帯/着物/袴など)
今回のブログの場合はサイトマップを活用しました。
サイトマップ内を全てコピーし
スプレットシートに貼りつけるだけで大量の記事が整理出来ました。

ステップ②:カテゴリー構成の見直し

「大カテゴリ × 必要に応じて小カテゴリ」の設計

自分のブログのカテゴリーが10個ありましたが
それらを
グループ整理サブカテゴリー(小カテゴリ)活用しました。

📂 例:整理後の大カテゴリ案/構造

大カテゴリ(メイン) 小カテゴリまたは補足項目例
暮らし・ライフスタイル 生活/家事/介護/子育て
グルメ・おでかけ グルメ/カフェ/レジャー/イベント
趣味・ライフワーク 読書感想/趣味レビュー
ビューティ・ライフスタイル コスメ/美容/健康
その他・モビリティ 車/移動・おでかけ(サブに)

私のブログに合った構成

暮らし・ライフスタイル
│ ├ 生活の工夫
│ ├ 家事・節約
│ ├ 子育て
│ └ 介護・高齢者ケア

グルメ・おでかけ
│ ├ グルメ
│ ├ カフェ
│ ├ レジャー
│ └ イベント

美容・コスメ・健康

趣味・ライフワーク
│ └ 読書・レビュー

モビリティ・車と移動(必要ならサブカテゴリ)

  • たとえば「生活」「介護」「子育て」は「暮らし・ライフスタイル」という大カテゴリにまとめる。

  • 「グルメ」「カフェ」「レジャー」「イベント」は「グルメ・おでかけ」という大カテゴリにまとめてもよい。

  • 必要に応じて、小カテゴリ(サブカテゴリー)で細分化する — でも「大カテゴリ数」は抑える。

👉 こうすることで、読みたい人にとって 迷いにくい構造 になります。
👉 同時に、ブログ全体としての テーマの軸が見えやすくなり、SEO上もプラス。

カテゴリー名のポイント

  • カテゴリー名はできるだけ シンプルかつ具体的 にする。たとえば「暮らしの工夫」「おでかけ・グルメ」「美容と健康」など、どんな内容かパッと分かるもの。

  • サブカテゴリ(子カテゴリ)を使って細分化するなら、階層は浅め(深すぎない) のがいい。多層構造は読者もクローラーも混乱しやすい。

 タグとの使い分けを意識する

  • カテゴリーは「大きなジャンル分け」に使う
  • タグは「記事の細かい特徴・キーワード」に使う

たとえば「レジャー」という記事なら、カテゴリーは「グルメ・おでかけ」、タグに「家族でおでかけ」「週末レジャー」「神奈川」などをつける、というようにすると検索/回遊しやすさが上がります。

🛠️ ステップ③:「和装・着物」カテゴリを新設

記事を整理する中で見つけたのが
着物の記事の多い事でした。

新しい親カテゴリとして「和装・着物」を作成し、
その下に以下のサブカテゴリを設定しました。

サブカテゴリ 内容
帯のお手入れ・洗い方 洗濯方法、クリーニング、染み抜き、素材別の扱い方など
着付け・袴ガイド 卒業式の袴、着付け手順、小物の選び方など
和装の保管・メンテナンス 保管方法、湿気・カビ対策、収納アイテムの紹介など

🛠️ ステップ④:記事を新カテゴリに振り分け

一覧表を見ながら、該当記事をすべて「和装・着物」カテゴリへ移動。
必要に応じて、タグの見直しや内部リンクの追加も行いました。

🛠️ ステップ⑤:カテゴリーページに説明文を追加

SEO対策として、カテゴリーページにリード文(説明文)を追加しました。

「和装・着物」カテゴリでは、帯のお手入れ・着物の着付け・袴の選び方・保管方法など、
初心者がつまずきやすいポイントを中心に、写真つきで分かりやすく解説 しています。

正絹・ポリエステルなど 素材別のお手入れ方法、汗ジミやカビ対策、
家でできる簡単なクリーニング方法など、
和装に関する実体験をもとにした一次情報 を掲載。

「和装をもっと身近に」という思いで、読者が迷わず情報にたどり着けるカテゴリ構成にしています。

整理してみて感じたこと

  • 記事が活きる場所を与えると、ブログ全体が整って見える
  • 「専門性」が生まれることで、検索順位が上がりやすくなる
  • 読者の導線がスムーズになり、PVや収益にもつながる

🔍 FAQ(よくある質問)

Q1. 雑記ブログはSEO的に不利って本当?

完全に不利というわけではありませんが、ジャンルが分散すると専門性が伝わりにくく、検索上位が狙いにくくなります。
アクセスが集まっているジャンルを束ねて専門性を作るのが効果的です。

Q2. 雑記ブログを特化ブログにする最適なタイミングは?

記事が 100〜300本 を超えて、アクセスが偏り始めたタイミングがベストです。

Q3. Googleが評価しやすいカテゴリー構成は?

Googleは 明確で階層が浅い構造 を好むため、
「大カテゴリ5〜10個 × 必要に応じて小カテゴリ」
がもっとも伝わりやすいです。

Q4. カテゴリーのSEO用説明文は入れるべき?

入れるべきです。
カテゴリーページはGoogleに「何のジャンルか」を明確に伝えられるので、専門性を示す重要な要素になります。

Q5. カテゴリーとタグはどっちがSEOに有利?

SEOに直接影響するのは カテゴリー
タグは補助的な役割なので、乱用せず必要な範囲で使うのが正解です。

Q6. 雑記ブログで検索上位になりやすいジャンルは?

個人でも勝てるのは、

  • 体験談
  • 実録レビュー
  • 独自視点のある専門記事
    特に「和装・着物」など競合が弱いジャンルは上位を狙いやすいです。

Q7. カテゴリーは後から変更するとSEOに悪影響がある?

正しくリダイレクト設定や内部リンク調整をすれば問題ありません。
むしろ テーマ整理によって検索評価が上がるケースが多い です。

Q8. 雑記ブログの中で伸びるジャンルを見つける方法は?

  • Search Consoleの検索クエリ
  • アナリティクスのPV
  • SNSで反応がある記事
    これらを分析し、月間の安定アクセスがある記事のジャンルを特化軸にすると成功しやすいです。

Q9. 1記事を複数カテゴリーに入れるのはSEO的にOK?

基本は NG(1記事1カテゴリが推奨)
重複ページが増えたり、評価の分散につながります。

Q10. 雑記ブログから特化型に育てる場合、古い記事はどうすればいい?

  • 伸びるジャンル → 新カテゴリへ移行
  • 伸びないジャンル → リライト、統合、削除
  • 価値が低い記事 → noindex
    これでSEO評価が一気に整理されます。

Q11. カテゴリーを新設すると検索順位は上がる?

短期的には変化しませんが、
内部リンク・専門性・カテゴリーページの強化
のセットで中長期的に上位を取りやすくなります。

Q12. 雑記ブログの専門性を高める最も簡単な方法は?

「アクセスがあるジャンルだけを束ねてカテゴリーを独立させる」こと。
記事を追加せずとも、構造整理だけでSEOが改善することも多いです。

おわりに:雑記ブログでも“育て方”次第で専門性は生まれる

雑記ブログは“なんでも書ける自由さ”が魅力ですが、
記事が増えるほど 「どこに何があるか分からない問題」 が起きやすくなります。

しかし今回のように、

  • 伸びているジャンルを見つけ
  • カテゴリーとして育て
  • 読者の導線を整理し
  • 専門性の軸をつくる

ことで、雑記ブログでも十分に テーマ特化の価値 を生み出せると実感しました。

「和装・着物」カテゴリーは、これからさらに記事を増やし、
季節行事・素材別ケアなど、より深いテーマにも取り組む予定です。

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