最近の数々の情報に触れた時に感じることは、成功される人は自分のルールを明確に決めて、それをきちんと実行することで成功をおさめています。
株をこれから始める人は、自分でしっかりとルールを決めてから始めることが大事になります。
ぜひこのおススメの本を読んでみてください。
初心者向けの株式投資の教科書
この本の中から真剣に学ぼうとする姿勢が必要だと思われます。
何度も読むと理解するところが増えていきます。
最初の項目です。
大型株ではなく、中小型株を買うようにします
大型株(目安がありますが大抵は大企業の株)はビジネス構造が複雑すぎるので把握しにくくなります。
その為、中小型株(全てとは言えませんが中堅企業の株)の方が業務内容が理解しやすくなります。
- 伸びている事業は何か?
- その要因は何か?
これらのこともわかりやすくなるのです。
健全な中堅企業を見つけること
柔軟でバランスがとれている中堅企業は強いですよね。
優秀な人材を高く適切に評価がされていれば社員のやる気にも繋がっていきます。
なぜ中小型株が勝ちやすいのか
また、中小型株は「ただ知られていないだけ」で、株価が割安なまま放置されているケースもたくさんあります。こうした企業に投資できれば、あとは多くの人が「あの企業は儲かっている」と気づいて株価が上がるのを待てばいいのです。
『ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること「すごい会社」の見つけ方』苦瓜達郎 著 P.49より
中堅企業の中小型株の中の、”割安株” を買って、5年~10年でも待てる勇気があるでしょうか?
てっとり早く儲けを出す、または簡単に大もうけをする本ではないということです。
5年でも10年でも待てる「信念」
先にご説明したように、私は「株式市場には、株価を正しい方向に向かわせて、本来あるべき適正な水準に戻す『引力』がある」と信じています。
この信念に基づき、私は「適正と考えられる株価よりも割安に放置されている銘柄を買い、適正水準になるのを5年でも10年でも待つ」という投資スタイルで運用に臨んできました。
このスタイルは、私がファンドマネージャーのなってから現在まで、一貫しています。
売買のタイミングは、いっさい考えません。実際に、10年以上保有し続けている銘柄もあります。
『ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること「すごい会社」の見つけ方』苦瓜達郎 著 P.26より
著者は、会社の価値を考え、株価が割安かどうか?を基準に株を買われています。
バリュー投資とは
バリュー投資:(投資・運用のスタイル)では、企業の価値(バリュー)に対して割安ものに投資をする手段です。
PERやPBRの低いもの、配当利回りの高いものなどが代表的な選択基準となります。
はっきりとは区別できないものですが、著者はバリュー投資を選択されています。
それに対し、
グロース投資とは
グロース投資は、高い成長が期待できる、未来に比べて今の価値が割安な株に投資します。将来株価があがることを期待して株を買います。
著者は、グロース投資の世界がよく分らないからその投資スタイルは使わないと言っています。
そのことでもこの本は誠実な本と思えます。
他にも、「流行りものには手を出すな」ということも言っています。
ある特定の投資テーマ、例えば今はやりのAI(人口知能)銘柄です。
本当に先を見通せる人ならともかく、いろいろな人の期待値のバイアスがすでにかかっている中で本物を見通すのは極めて難しく、リスクが高くなっています。
まだ実際には私たちの生活には大きな影響を与えてはいないものであって、「誇張」されているのかもしれないということも考える必要があるということです。
PER(株価収益率)とは
PERとは「今の株価が“1株当たりの純利益”の何倍なのか」(株価収益率)を示したもの(EPS×PER=株価)です。
- PERが高い株価は「割高」
- PERが低い株価は「割安」
PBR(株価純資産倍率)とは
PBRとは「今の株価が株価が”1株当たりの純資産の何倍なのか」(株価純資産倍率)を示したもの(株価÷1株純資産)です。
1株当たりの純資産(注)に対し、株価が何倍まで買われているかを表したのが株価純資産倍率(Price Book-Value Ratio)です。
- PBRが1を下回ると「割安」
- PBRが1を上回ると「割高」
一般に、PBRが1を下回ると、その銘柄は「割安」だといわれてます。これは、「1株当たりの純資産よりも株価が低いということは、仮にいま企業が解散した場合、買った金額よりも高いお金を受け取れるのだからお得だ」と考えられるわけです。
『ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること「すごい会社」の見つけ方』苦瓜達郎 著 P.36-37より
【感想】ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていることのまとめ
この本では、大和住銀投信投資顧問のシニア・ファンドマネージャーの苦瓜達郎氏が実際に購入した銘柄やその後の展開、価格推移も数点明かされています。
実践しているルールなども株投資の基本的なことが書かれていますので何度も読み返してみると良いと思います。