乳幼児を抱えている、パパ・ママさん達は、離乳食について分からないことがたくさんあります。その中でも特に質問の多かった6つの項目をこちらで紹介します。
離乳食のお悩み解決・離乳食でわからないこと
前回も述べましたが、保育者は、赤ちゃんが離乳食を食べ過ぎても心配をしますし、逆に食べなくても心配をします。離乳食の初期は、離乳食を全く食べなくても、ミルクや母乳を飲んで栄養を補っているので心配はありません。
離乳食について質問の多かった相談内容
- 食べる適量が分からない
- 乳汁と離乳食のバランスが分からない
- 食べさせてよいものがわからない
- 離乳の進め方が分からない
- 離乳食の作り方が分からない
- 何時頃食べさせたらよいかわからない
上の6つに対して質問が集中しましたので、こちらを二人のママさんの体験を紹介しながらお伝えします。
離乳食のお悩み解決・離乳食の基本と進め方
一人は京都府在住のママさん、もう一人は、神奈川県在住のママさんの離乳食体験をもとに質問にお答えします。
離乳食について質問の多かった相談内容
1.食べる適量が分からない
こちらの項目は、平成17年児童関連調査研究鵜等事業報告書「授乳・離乳の新たなガイドライン策定のための枠組みに関する研究」(主任研究者:堤ちはる)
こちらの資料でも、
2322人46%の人が離乳力で分からないことの項目にあげています。
こちらの記事に詳しく書いてあります。
↓↓↓
2.乳汁と離乳食のバランスが分からない
816人16・3%の人がこちらの悩みがあります。
2番目の質問の内容が詳しく書かれています。
↓↓↓
授乳っていつまでするのだろう~乳汁と離乳食のバランスと授乳するタイミング
3.食べさせてよいものがわからない
781人、15.6%の人たちがこちらの悩みを上げています。
【離乳食】知っておこう!NG食材、注意しなければならない食材
4.離乳の進め方が分からない
748人、14.9%の人たちがこちらの悩みを上げています。
【離乳食】離乳食の進め方が分からない。食材の形状や種類について
5.離乳食の作り方が分からない
449人、9・0%の人たちがこちらの悩みを上げています。
離乳食の作り方。お粥や野菜のペーストはまとめて作って冷凍保存
6.何時頃食べさせたらよいかわからない
292人、5.8%の人たちがこちらの悩みを上げています。
離乳食を食べさせる時間はいつがいいの?アレルギーとタイミング
離乳食の基本と進め方パッククッキング
離乳食でも災害時にも使えるパッククッキングを紹介します。
パッククッキングでお粥も作れます。
使うのはスーパーの薄い袋です。半透明のものを使います。
※透明のビニール袋は熱に弱いために使えません。
半透明のポリ袋は、炭素と水素からできています。
だからポリ袋を燃やしても、水と炭酸ガスになるので、身体に悪いものではありません。
なので加熱をしても有害なものは発しません。
ポリ袋は半透明(ポリエチレン製、耐熱温度130℃)のものを選びます。
- 高密度ポリエチレン袋で半透明の物を使います
サイズは25×30㎝位の物を使ってください。
または、
- 10号(18㎝×27㎝)
- 11号(20㎝×30㎝)
です。
【基本の作り方】
- 高濃度ポリエチレン袋に食材を入れて空気を抜くように結びます
- 電気ポットで湯煎をします
- 急速冷却をします
- 冷凍庫で1週間保存ができます
【温野菜の作り方】
- ポリ袋に野菜を入れ、ポリ袋の中の空気を抜き、ポリ袋の上の方で結びます。
- 鍋に湯を沸かして①を入れ10~15分加熱します。やけどに気を付けて取り出し、ポリ袋に入れたまま冷水で冷やします。
- お皿に盛りつけて完成です
※鍋底に、お皿や落とし蓋を敷くと、熱でポリ袋が破けるのを防ぐことができます。
※弱火で加熱してください。
【10倍粥の作り方】
- 米小さじ1杯(5g)水小さじ10杯(50ml)を用意します。
- ポリ袋をうつわにかけ、洗った米と分量の水を入れます。
- ポリ袋の空気を抜いてしばります。
- 30分位おいて、米を浸水させます。
- 電気ポットを沸かし保温状態します
- 電気ポットの中にお米とお水の入ったポリ袋を入れます。
- 1時間そのまま保温状態にします。
- 完成です。
離乳食の基本
離乳食は赤ちゃんがしっかりとスプーンを捕らえる必要があります。
あ~む。
としっかりとスプーンをとらえます。
スプーンがきれいになるのなら、しっかりと食べる動きが出来ています。
スプーンを近づけると赤ちゃんはどんな反応をするのでしょうか?
初めてお口に入れるスプーンは、赤ちゃんにとっては異物なのです。
唾液が出てきて、欲しがるようになれば離乳食が楽に始められます。
「うちの子はほうれん草が嫌いで食べてくれない」
そんな好き嫌いの悩みもあるでしょう。
ですが、実は味が嫌いなのではなく、舌触りが苦手な場合もあります。
そんな時には、さらに電子レンジで加熱をすると食べられる場合もあります。
より滑らかになるように工夫をしてみてください。
首が座っていない赤ちゃんはまだ、離乳食は始められません。
- 支えてあげると座れる
- 首がしっかり座っている
これらの身体的条件も必要になります。
言葉はベロを動かして作ります。
飲み込む時も同様に、
「上の歯をベロで押し込んで飲み込みます」
ベロの動きが重要な役割を果たしています。
ベロの動きが大事です。
それが出来て初めて歯茎で噛むことができます。
この野菜が嫌いなのかな?
と思うこともあるでしょう。
ですが、
「噛めないだけかもしれません」
ちょっとほっぺを押してあげると食べ物が中央にいくので上手に噛めたり飲み込めたりします。
スプーンを持てるのなら、持たせてください。
食べている時に何かを持っていることが大切です。
脳に刺激を与えることができます。
食事をする時に椅子に座る場合は、赤ちゃんの足をしっかりと下に付けます。
踵をしっかりと付けるのです。
足がぶらぶらすると楽しくて食事に集中することができません。
お腹周りもあ地っとしまっていてスペースがない状態にするとちゃんと食べてくれます。
スペースがあるから動いてしまい食事に集中ができなくなってしまうのです。
離乳食のお悩み解決・離乳食の基本と進め方のまとめ
赤ちゃんがしっかりと離乳食を食べてもらうには、ちょっとしたことを変えただけで劇的に改善する場合があります。
思い込みを変えるためにも、離乳食の基本をしっかりと学んでみてください。
赤ちゃんの離乳食の時期を楽に過すことが出来るようになります。
楽しんで挑戦してみてください。