『八丁堀のおゆう』は、『このミステリーがすごい!』のこのミス大賞の隠し玉なんです。隠されてるって、ちょっと面白い。掘り出したくなりますね。江戸時代の時代物なのにタイムスリップな科学もの。大江戸化学捜査です。
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このミスの隠し玉ってなに?
このミステリーがすごい・・・は、2002年から始まった宝島者、NEC,メモリーテックが創設したノベルズ・コンテストの中の一つです。ここでは、数々のミステリーを発掘してきました。
中でも、
大賞は逃したものの、
↓
1次選考に進んだ作品や最終選考に残り受賞を逃した落選作の中に、編集部が「賞をとれなくても作品にしたい」という原稿を発見した時に与えられる『隠し玉』という宝島社賞(編集部推薦賞)を設けており、中には映画化された作品もある。
というものです。
今回は、『大江戸化学捜査 八丁堀のおゆう』の面白さを紹介します。
このミス大賞隠し玉『大江戸化学捜査 八丁堀のおゆう』
江戸の両国端近くに、厄介な事件を解決する、別嬪さんが住んでいます。近所でも彼女の存在は謎に満ちています。なんたって近所で買い物もしないんです。生活感がないんですよね。
多分、銭湯にも行っていません。
どんな生活を送っているのでしょうか。
ってそれは、平成の現代で食事などの生活を送っているからなんです。
江戸は彼女の息抜きの場所。
自由な空間なんです。
そんな彼女が、モテモテのイケメン同心と事件を解決していきます。
江戸の仲間だけではなく、現代でも科学捜査をサポートしてくれるありがたい友達が・・・。
ミステリー好きの彼女がタイムスリップしながら、江戸の捕物で活躍します。
このミス大賞隠し玉『八丁堀のおゆう』登場人物
主に活躍するのがこの三人です。
おゆう(関口優佳)
江戸時代では、別嬪さんで通っています。年の頃は、二十二、三というところです。
実際はアラサーの元OLです。
よく手入れされた黒髪を結い上げず、後に流してまとめています。
それが艶っぽい、と評判です。
ですが、何を生業としているのか近所の者には謎とされています。出自も不明です。
鵜飼伝三郎(うかいでんざぶろう)
南町奉行所定廻り同心(じょうまわりどうしん)
三十を過ぎたばかりの色男です。
妻女は子を為さぬうちにわずか二年で他界、後はやもめ暮らしで女性にやたらにモテます。
おゆうも狙っています^^
宇田川聡史(うたがわ さとし)
優佳の高校の同級生です。
”おゆう” こと優佳が、
「ちょっと分析してほしいもの、持ってきた」
と紋指とか、DNA判定など、色々なものを分析してもらっています。「分析おたく」で、
ベンチャー企業を立ち上げた、ちょっとした成功者です。
優佳が江戸から持ち込んだ物を分析するうちに優佳の秘密も・・・。
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このミス大賞隠し玉『八丁堀のおゆう』のまとめ
おゆう、伝三郎、宇田川みんな鋭くて頭が良いのです。だから、込み入った事件もなんでもござれです。
おゆうは十手まで持ってしまいます。そして・・・タイムスリップしても「バタフライ効果」は大丈夫らしいです^^