東野圭吾の『恋のゴンドラ』をもう読まれたでしょうか。いつもと違って軽いタッチの恋愛小説なんです。この小説の中では、脇役の桃実が、”可哀そう~~” とアマゾンのレビューでも盛んに言われています。ですが、彼女にも原因があるんです。彼女の恋愛が上手くいかない理由を解剖してしまいます。
【感想】東野圭吾 著『恋のゴンドラ』ってどんな小説?
東野圭吾さんってこんな小説を書くのですね~~とやれやれと苦笑しながら軽い感じで読みました~男女8人の恋の行方を描いているものなのですが、恋愛って永遠のミステリーってことなんでしょか?
【感想】『恋のゴンドラ』のレビュー
こんな意見が多かったですね。
- 東野圭吾らしい(いつもこんな展開だな)作品でした。また恋がしたいなと思わせられました。
- 久々に東野さん読みました。
やっぱりさすが。安定の出来という印象です。 - この作家の作品はほとんど読んでいる。どれを読んでも面白いと思います。
- なに、この男は!と共感できない冒頭、しかし読むにつれて断罪?面白かった。
- ライトなラブコメ短編集。7つの短編で構成されていて、それぞれがいつのまか繋がっていく小説。とても楽しく読ませてもらいました。圭吾様のジーンとするミステリー系も好きですが、こういう軽い恋バナ系も好きだなぁ。
- 東野圭吾さんはバカな男を書かせたら天下一品やね。他の追随を許さないと思います(ほめています)
- ゲームの「ときめきメモリアル」とかをプレーしていて、複数の女の子にアプローチをかけている時の感覚が甦ってきました(笑)
全体に好印象なんです。
物語は、主人公の広太の浮気相手として、桃実が登場します。
彼女、主人公の広太の独身最後のアバンチュールの相手に選ばれてしまいました。広太は仕事のできるイケメンです。
嫌々ながら結婚することに決まった広太は、マッリジブルーに憑りつかれます。
今、同棲をしている婚約者ではなく、桃実とスキー旅行に出掛けます。もちろん、婚約者に嘘をついて・・・。
桃実は、とても魅力的な女性なんですよね。
ぱっちりの目に、ぽてっとした唇、豊かなバスト!
浮気したくなる気持ちも分からなくないけど。自分なら激怒をしますよね。当然です。結婚だって考え直しますよ。一度浮気をした人は何度もしそうですしね。彼女も、もっと違う人を選べたはずなのに!
【感想】『恋のゴンドラ』の桃実の恋愛が上手くいかない理由
桃実が可哀そう!!って声の多いのですが、ハラハラドキドキの展開のなかで、桃実も追い詰められます。
ですがね。そもそも彼女の恋愛が上手くいかないのは。。。。。。。。
彼女の恋愛が上手くいかない理由
↓
相手に距離を置かれると醒める
思わせぶりな態度を取ってきても、相手に、距離を置かれるとすぐにしらけてしまいます。
「私のことが好きではないのなら私も好きにはならない」といったスタンスです。
上から目線となのかな???
相手のことが好きというよりは、自分のことを大事にしてくれる人が好きなんです。自分本位だから距離を置かれると急に醒めてしまいます。
相手の外見に恋をする
とにかく格好いい人と恋愛をしようと思っているから外見で人を選びます。
カッコよくなければ無意味だそうで。ファッションセンスもある人ではないとダメ!だそうで。
相手の容姿で恋をします。まだまた若いということですね。
女性は年をとってもイケメン大好きですけど。
中身もだいじですよね。
上から目線で男性を操縦しようとする
「ファッションセンスのないダサい男はダメ!」「なんで空気が読めないかな」など自分のことは置いておいて相手のダメ出しばかりをする桃実ちゃん。
そして、服装まで変えさせて、相手を自分の好みに仕上げてしまいます^^
【感想】東野圭吾の『恋のゴンドラ』のまとめ
主人公は、ピンチの多くハラハラな展開が続きますが、土下座をして何とか切り抜けよう~なのか。。。。。
そして、結局は貧乏くじを引いてしまうキャラ数名あり。多分、続きがありそうな展開でした。桃実ちゃん、ファイト(;’∀’)