離乳食は10倍粥からスタートさせるのが一般的ですが、徐々に野菜や果物、魚や肉、豆製品や、卵、乳製品など、いろいろな食材を食べさせていくことになります。
低月齢の時はNGといわれている食材も月齢が進めば食べられるようになることもあります。また、アレルギーを起こす可能性がある食材も初めて与える時は注意が必要です。
今回は離乳食で食べさせてよいもの、ダメなもの、与えるときには注意しなければならないものなどをテーマに、わが家の離乳食の食材についてご紹介します。
知っておこう!離乳食でのNG食材は?
- 餅
- はちみつ
- 原材料の分からないもの
- 過熱をしていない刺身
- 加熱の足りない魚・肉
離乳食で使用する食材は、赤ちゃんが飲み込める形に調理をして、消化しやすいことが基本です。
例えば、のどに詰まらせる恐れがあるので、お餅は与えてはいけません。
また、はちみつは1歳になるまで与えてはダメというのは、ご存知の方も多いと思いますが、離乳食で与えないように日頃気を付けていても、お菓子や飲み物などの加工品に入っていることもあります。
私は、普段はベビー用のお菓子や飲み物を購入していますが、外出先で私が食べているものを欲しがることがあり、「このシフォンケーキくらいならあげられるかな?」と思うことがありました。
でも、原材料が明確でないものは、1歳を過ぎるまでは与えませんでした。
また、曾祖母のところに遊びに行くと、娘のことを可愛がってくれ、ベビー用ではない飲み物や洋菓子などをくれたのですが、与える際は、原材料をよくチェックしてから一口だけ与えていました。
また、食中毒を起こす可能性のあるものは与えてはいけません。
わが家の一例として、離乳食で魚を調理する際、骨や皮の処理が不要で、少量から調理できるので刺身のサーモンやマグロをよく使用しますが、もちろん生では与えてはいけません。食中毒の恐れがあるので、魚や肉はよく加熱処理してから与えます。
知っておこう!注意は厳禁!アレルギー食材
アレルギーを起こす可能性がある食材には特に注意が必要です。
食材を初めて与える時は、赤ちゃんの体調が良い日に1さじ与えます。
卵黄は特にアレルギー反応が出やすいので、耳かき1さじから始めます。
1さじでアレルギー反応が起こらなくても、たくさん食べるとアレルギー反応が出る場合があるので、様子を見ながら量を増やしていきます。
万が一アレルギー反応が出ても受診できるように、かかりつけの病院が開いている曜日の日中に食べさせると安心です。
なんと顔面発疹の犯人はフレンチトースト
卵や乳製品、小麦や蕎麦などがアレルギー反応を起こす可能性があるというのは知っていたのですが、離乳食を始めるにあたって、食材について調べてみると、この食材もアレルギーを起こす可能性があるの!?と初めてアレルギーを起こす可能性があることを知った食材もありました。
アレルゲンの把握ができていないと、うっかりアレルゲンを含む食材をこどもに食べさせてしまい、しんどい思いをさせてしまうことにもなりかねないので、アレルギーについての知識はつけておかなければならないと思いました。
以前、私の不注意から、娘は食後に顔面発疹ができたことがありました。
その日のメニューは、バナナとフレンチトースト。
どちらも食べたことのある大好きな献立でした。しかし、食べ終わると顔面に真っ赤な発疹が出ていたのです。
アレルギーなんて考えもせずに食べさせていたので、とても驚き焦りました。
こんなことは初めてだったのでアレルギー反応だと確信しました。
娘は機嫌よくしており、ほんの数十分で発疹はおさまりましたが、原因はなんだったのだろう?と考えました。
卵も牛乳もパンもバナナも経験済みでアレルギー反応は起こしたことがありません。バナナはいつも加熱せずにあげています。
では、原因はフレンチトースト?
もしや、、、、、中までしみこんだ牛乳と卵にしっかり火が通っていなかったのでは?と気づきました。
子どもをもつ友人にこの失敗談を話すと、「私もそれしてしまったことある!」と言っていました。
離乳食作りの中では、よくある失敗談なのかもしれませんが、以後、自分の不注意でわが子にしんどい思いをさせないように、細心の注意を払っています。
【離乳食の基本】離乳食の味付け
調味料にも注意が必要です。
赤ちゃんは塩分を処理する腎臓が、まだまだ未発達なので、腎臓に負担をかけないよう、離乳食初期は素材の味を生かし、調味料での味付けはせず薄味で与えます。
離乳食中期になると調味料をごく少量使うことができますが、塩分過多にならないよう薄味にすることを心がけました。
娘は、離乳食をあまり食べてくれなかったので、自分で味見してみて、「味が薄いから?そういえば、ベビーフードはもっと味が濃かった気がする。」と思い、味を濃くしようと思いました。
しかし、調べてみると、味が薄くて食べないというよりは、味に飽きているのでは?ということでした。
そこで、野菜を茹でたゆで汁を野菜スープとして使用したり、昆布やかつお節からとった出汁を使用したり、ほんのわずかな調味料を使用して味を変え工夫しました。
例えば、普通のおかゆはあまり食べなかった娘が、出汁で炊いてみたおかゆはパクパク食べました。
ついつい大人の感覚で、調味料を使ってしまいそうになりますが、調味料の使用にも注意が必要です。
【離乳食】知っておこう!NG食材、注意しなければならない食材のまとめ
わが子の離乳食の食材について今何に気を付けなければいけないのかを知っておく必要があります。
離乳食初期の頃は食材や調理法など、とても気を付けていたのに、段階が進むにつれて慎重さに欠けることもありますが、その時々で与えていいもの、食べられる量などが違うので、自分の知識を子どもの成長に応じて更新していくことが大切だと思います。