エマールで帯を洗っても大丈夫でしょうか?
エマールで帯を洗った場合の注意点を紹介しますね。
結論から言いますと帯は洗ってはいけません。
帯芯と帯の生地の収縮率が違うので、洗うと元に戻りません。
最後にどうしてもエマールで帯を洗いたい方の洗濯の方法をお伝えしています。
ぜひ参考にしてみて下さい。
失敗を覚悟のうえで挑戦をしてくださいね!
それでは、どうぞ最後までお付き合いください★
エマールで帯を洗っても大丈夫?
エマールで帯を洗っても大丈夫でしょうか?
結論から言いますと洗ってはいけません。
帯を洗ってはいけない理由
- 帯は中に帯芯が入っているものが多い
- 帯芯と帯の生地の収縮率が違うから元に戻らない
- 絹の帯は色落ちしたり、縮んだり、風合いが変わる
- 帯は洗うことを想定して作られてはいない
- デメリットは色落ちして地の色が変わった、短くなった、ボロボロになった、締め心地が悪ること
帯を洗うって、あまり聞きませんよね。
それどころか、帯の自宅でのクリーニングはNGという話はよく言
われます。
でも、食べ物などで汚してしまった時、そして、メルカリや骨董市などで買った帯があまりきれいでなかった時など、洗いたくなりますよね。
高い帯なら、お金をかけて専門家にお任せするのがベストだと思いますが、安く手に入れた帯や、普段使いの帯は、家で洗いたくなりますよね。
汗ジミのついた帯、家で洗いたいなぁ
私は、洗いたい派!
結論から言うと、「洗って大丈夫だった帯もあるけど、一般的には帯は家で洗わない」です。
エマールなら帯を洗えるのでは?
理由をお話ししますね。
帯は中に帯芯が入っているものが多いからです。
帯芯と帯の生地の収縮率が違うので、洗うと元に戻りません。
私が洗った帯は、接着芯が使われていて、帯の中で帯芯がはがれて帯がぼこぼこになってしまいました。
また、帯芯に紙が使われているものもあるようです。
帯芯が入っているため洗えないのですね。
また、帯の材質は絹が多いですが、絹は洗うことによって、色落ちしたり、縮んだり、風合いが変わってしまいます。
帯は洗うことを想定して作られてはいないのです。
ということは、芯のない帯、博多帯のようなものなら、洗えないこともないということになります。
ただし、色落ち・縮み・風合いが悪くなる可能性があることを十分わかったうえで、自己責任ということになります。
実際、洗った方もたくさんいるようです。
さっぱりした、完全ではないけれど汚れが落ちた
洗うのならおしゃれ着洗いのエマールです。
帯を洗うメリットとして、さっぱりした、完全ではないけれど汚れが落ちたなどという声も聞かれます。
色落ちして地の色が変わった、短くなった、ボロボロになった、締め心地が悪くなる
デメリットとして、色落ちして地の色が変わった、短くなった、ボロボロになった、締め心地が悪くなったという意見もありました。
エマールで帯を洗った場合の注意点
帯を洗うのならエマールです。
洗った時のデメリットはわかるけど、それでも洗ってみたい、リスクを少なくするにはどんなことを気を付ければいいの?という方のために、注意点を紹介します。
高級品を洗うのは止めましょう
まず、高級な帯は絶対に家で洗わないで、専門家に相談しましょう。
また、帯芯が入っている帯も家では洗えません。
どうしても洗いたいなら、ほどいて、生地と帯芯にに分けて洗ってから仕立て直すしかありません。
それでは、エマールで洗う時の手順を紹介します。
エマールで帯の洗う方法
エマールで帯を洗う方法をお伝えします。
エマールで帯をひとつずつ洗います。
そのあと、たっぷりの水またはゆる湯ですすぎます。
ほとんど汚れていない場合は水だけで大丈夫ですが、汚れていないのなら洗わない方がいいでしょう。
エマールで帯を洗う方法
- エマールを溶かしたぬるま湯で優しく押し洗い。
- 5~6回きれいなぬるま湯に取り換えてすすぎ、バスタオルにはさんで水気を取る。
完全に水気を取らなくても大丈夫。 - 室内に物干しざお2本を使って、Мの字のような形に干す。
水がたれてくるので、下に新聞紙を厚めに敷く。 - 半乾きの状態で、あて布をしてアイロンがけをして仕上げる。
スチームは使わない。
面倒に思えますが、このように気を付けてもリスクはあります。
エマールで帯を洗っても大丈夫?注意点と手順を紹介のまとめ
帯を洗ってはいけない理由
- 帯は中に帯芯が入っているものが多い
- 帯芯と帯の生地の収縮率が違うから元に戻らない
- 絹の帯は色落ちしたり、縮んだり、風合いが変わる
- 帯は洗うことを想定して作られてはいない
- デメリットは色落ちして地の色が変わった、短くなった、ボロボロになった、締め心地が悪ること
エマールで帯を洗う方法
- エマールを溶かしたぬるま湯で優しく押し洗い。
- 5~6回きれいなぬるま湯に取り換えてすすぎ、バスタオルにはさんで水気を取る。
完全に水気を取らなくても大丈夫。 - 室内に物干しざお2本を使って、Мの字のような形に干す。
水がたれてくるので、下に新聞紙を厚めに敷く。 - 半乾きの状態で、あて布をしてアイロンがけをして仕上げる。
スチームは使わない。
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