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【感想】『魔力の胎動』ラプラスの魔女の前日譚

公開日: : おススメ, 読書感想 ,

『魔力の胎動』は2018年3月に発行され、6月に映画の上映を終えた『ラプラスの魔女』の前日譚です。先に、『ラプラスの魔女』を読んでみてください。後程『ラプラスの魔女』も紹介します。

 




 

 

【感想】『魔力の胎動』東野圭吾 著

 

映画化された『ラプラスの魔女』観たかったなー、小説ももう一度読んでみよう・・・。一気に読んでしまった後に強く思いました。

 

自然現象を見事に言い当て、スキージャンパーの引退の花道を一生懸命作ろうとしている不思議な少女・円華の魅力に引きずられていきます。彼女によって、多くの大人たちが救われていきます。

 

帯にあった、

これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった。
そしたらこんな作品ができました。 ――東野圭吾”

これは、

東野圭吾はどんな価値観を覆したんだろう?それが知りたいと思った『ラプラスの魔女』の前日譚です。

今回の主人公のナユタが丁寧に書かれているからこの小説が面白いのです。

活躍するわけでもないのに、何故だか中心にいます。

ナユタって、数字が由来の名前なんです。それもとてつもなく大きな数字です。

 

ナユタって億よりもずーっと上の数字

 

こんな風に数は続いていくのですね。

億  おく / 兆  ちょう / 京  けい / 垓  がい / じょ / 穣  じょう / 溝  こう / 澗  かん /

正  せい / 載  さい / 極  ごく / 恒河沙  こうがしゃ / 阿僧祇  あそうぎ / 那由他  なゆた /

不可思議  ふかしぎ / 無量大数    むりょうたいすう /

 

登場人物にこんな名前を付けてしまうなんて東野圭吾さん、さすがです!

 

ナユタの親ってどんだけ子供に期待をしているんだか。これじゃー子供も大変ですよね。

ナユタ、子供のころから頑張ったんだなーってえらいなーって感心しています。

勉強もできて美少年!そんなこどもなら親は舞い上がってしまうのかも。この本も映像化しないかな♪なんて期待をしてしまいました。

 


 




 

『魔力の胎動』登場人物

 

羽原 円華(ウハラ マドカ):(ラプラスの魔女の映画では)広瀬すず ♪
並外れた計算能力と推察能力から物理的に物事の未来を見ることができる少女です。

工藤 ナユタ
患者のいる所へ各地を飛び回る出張、鍼灸師(シンキュウシ)です。
その腕をかわれ固定客は多くトップアスリートの患者もいます。

筒井 利之(ツツイ トシユキ)
大学准教授。専門は流体工学を研究しています。

青江 修介(アオエ シュウスケ)(ラプラスの魔女の映画では)櫻井翔 (^^♪
大学教授。専門は地球科学です。

 

ナユタも円華もなんかバランスが悪くてそこが愛おしいです。

しかし、ナユタは、

「いやあびっくりした。あんなところでおまえに会うとは思わなかったからなあ。しかも無精髭に坊主頭、真っ黒に日焼けしているときている。どこのチンピラだと思ったよ」

『魔力の胎動』東野圭吾 著 P.124 より

 

今の風貌がそんな感じで、昔が美少年。どんな役者さんが合うかな。なんて想像してしまいます。

基本的にアンバランスだとしても優しい二人です。

愛があります。

 

前作の『ラプラスの魔女』とは

 

前作の『ラプラスの魔女』は映画化され、最近まで上映されていました。主演は櫻井翔さんです。

やはりこちらを先に読んだ方が良いと思います。読まなかった!読んだけど忘れてしまった!

それでも楽しめますが、より深く味わえるはずです^^

 

内容(「BOOK」データベースより)

ある地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。地球化学の研究者・青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があった。彼女はひとりの青年の行方を追っているようだった。2か月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような中毒事故が起こる。ふたりの被害者に共通点はあるのか。調査のため青江が現地を訪れると、またも例の彼女がそこにいた。困惑する青江の前で、彼女は次々と不思議な“力”を発揮し始める。

https://www.amazon.co.jp/   AmazonHPより

 

『魔力の胎動』の第四章 「どの道で迷っていようとも」の話が、『ラプラスの魔女』へと続いていきます。

高校生だった円華は大学生になっています。どんな大学生に成長したのか?もう一度、円華に会いにこの小説を開いてみようと思っています。

 

【感想】『魔力の胎動』ラプラスの魔女の前日譚のまとめ

 

ナユタのお得意様?患者さんたちを巡る物語です。その悩める大人達を、円華とナユタは救っていきます。ほとんど円華ですが。

2人の距離感がなんとなく楽しかったです。ですが、それだけではないんです。

絶望が川底を流れているような、それが流れと共に薄れていくようなそんな小説です。

悲しみを抱えた人たちにとって、

この二人の優しさが救いとなっているのですね。

 


『魔力の胎動 』ラプラスの魔女の始まり!

 

 

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