伊達衿(重ね衿)の付け方完全ガイド|ピンで簡単&縫い付け方法を写真付き解説

着物・和装
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伊達衿(重ね衿)は、衿元に約5mmの彩りを添えるだけで着姿の格をぐっと引き上げてくれるアイテムです。

「ピンでいいの?縫った方がいい?」
と迷う方も多いですよね。

結論から言うと

  • 初心者・短時間の着用 → 衿ピンで簡単固定
  • 訪問着・留袖などフォーマル・長時間着用 → 縫い付けが安心

今思えば、自分の成人式の振袖は縫い付けてありました。
当時何回も結婚式にお呼ばれしていたのですよね💦
色無地は衿ピンだったような気がします。
💡用途によって使い分けていたからですね。

この記事では、両方の方法をわかりやすく解説します。

伊達衿(重ね衿)とは?役割と格の関係

伊達衿は、着物の衿元にもう一枚布を重ねて見せる装飾衿です。

本来、着物は重ねるほど格が上がるとされています。
伊達衿は「重ね着しているように見せる」ための装いで、訪問着や付下げなどのフォーマル着物によく用いられます。

✔ 顔まわりが華やぐ
✔ 格が上がる印象になる
✔ コーディネートのアクセントになる

ほんの5mmで印象が変わります。

伊達衿の付け方は2種類|ピンと縫い付けの違い

比較項目 衿ピン固定 縫い付け
手軽さ
安定感
初心者向き
フォーマル度
長時間着用

迷ったら「場面」と「着用時間」で選びましょう。

衿ピンで簡単!縫わない伊達衿の付け方

① 衿幅を半分にする

広衿を半分に折り、スナップや糸で軽く固定します。

② 中心を合わせる

着物の背中心と伊達衿の中心を合わせます。
山と山の向きを揃えるのがポイント。

③ 衿ピンで3点固定

  • 背中心(後ろ)
  • 左右それぞれ一手幅の位置

下から挟むように留めると外に響きません。

④ 着付けて5mm出す

首の真横から約5mm見えるよう調整します。

💡ポイント: ピンは小型で薄いものを選ぶと、布に跡が残らず、美しい仕上がりになります。

しっかり固定!縫い付ける伊達衿の付け方

フォーマルな場や長時間着る場合はこちらがおすすめです。

① 中心を合わせる

広衿を半分に折り、伊達衿の中心を背中心に合わせます。

② 3か所仮止め

背中心と左右をクリップまたはピンで仮固定。

※クリップは跡が出やすいので注意。

③ しつけ糸で荒く縫う

衿肩明きの内側をざくざくと縫います。
強く縫いすぎないのがコツ。

④ 最終確認

  • 後ろから見えていないか
  • 首横から5mm出ているか

💡コツ: 衿のカーブに沿うよう軽くアイロンをかけると、より自然なラインに仕上がります。

伊達衿を美しく見せる5つのポイント

  1. 左右対称にする
  2. 出し幅は約5mm
  3. 後ろから見せない
  4. 半衿・帯揚げと色を合わせる
  5. 中心ラインを一直線に揃える

(半衿の中心・重ね衿の中心・帯揚げ・帯締めは一直線)

よくある失敗と対策

❌ 出しすぎて派手になる

→ 5mmを目安に。出しすぎると格が下がります。

❌ 後ろから見えてしまう

→ 背中心を気持ち内側に。

❌ ピン跡が残る

→ 小型で薄い専用ピンを使用。

❌ 色が強すぎて顔がくすむ

→ 半衿や帯揚げとのバランスを意識。

色選びの基本

シーン おすすめ色
訪問着・留袖 金・銀・白
卒入学式 淡いパステル
華やかな場 赤・朱色
控えめな席 グレー・薄紫

顔映りを基準に選ぶと失敗しにくいです。

 

 

伊達衿を付けるのにクリップはあまりお勧めできません。
着物にクリップの跡がひびいてしまうからです。

おススメはピンです。
ピンの方が跡にならずに目立ちません。

着物と伊達衿をピンで下から挟むように留めます。
するときちんと伊達衿が着物の衿に付きますよ!

下の写真がピンです。
小さくて着物にひびきません。

20161116_1444361

伊達衿が内側に入っています。
後ろからは見えないようにします。
伊達衿の取り付け方は5mmほど出して着付けます。

伊達衿をつけての着付け

  • 首の真横から伊達衿が見えるようにします。
  • 伊達衿が5mmくらい出るように着付けます。

20161116_1444531

5mm位です
衿幅と同じ幅の重ね衿の付け方はこちら

 

🟣 FAQ:伊達衿(重ね衿)よくある質問

伊達衿(重ね衿)の付け方や色選び、何mm出すのが正解か、長襦袢に付けてもよいのかなど、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。

Q1:クリップとピン、どちらが初心者向き?

A:初心者には「衿ピン(伊達衿ピン)」がおすすめです。

クリップは手軽に仮止めできますが、着物の生地に跡が残りやすいのが難点です。特に正絹は響きやすいため注意が必要です。

一方、専用の伊達衿ピンは小さく薄型で、衿をしっかり固定しながら表にひびきにくい設計になっています。

初めての方は、

  • 背中心(後ろ)
  • 左右の衿元

3点固定にすると安定しやすく、着崩れもしにくくなります。

Q2:長襦袢に伊達衿を付けてもいいですか?

A:基本は着物(上衣)側につけるのが正式です。

伊達衿は「着物を重ねているように見せる」装いのため、着物の衿に付けることで格式を保てます。

特に

  • 訪問着
  • 付下げ
  • 留袖

などフォーマルな着物では、着物側につけるのが一般的です。

ただし、

  • 着付け練習
  • 簡単に着替えたい場合
  • カジュアル着物

であれば、長襦袢に付けても大きな問題はありません。

TPOに合わせて使い分けましょう。

Q3:伊達衿の色はどう選べばいい?

A:着物の格・季節・場面(TPO)に合わせるのが基本です。

シーン別おすすめ色

シーン おすすめ色 印象
フォーマル(訪問着・留袖) 金・銀・白・淡色 上品で格式ある印象
卒入学式 淡いピンク・水色 清楚でやわらかい雰囲気
華やかな祝いの席 赤・朱色・金 顔まわりを明るく見せる
控えめな席 グレー・薄紫・ベージュ 落ち着いた印象

💡ワンポイント
半衿・帯揚げ・帯締めの色と調和させると統一感が出ます。

「重ね衿 色 選び」で迷う方は、まず顔色が明るく見えるかを鏡で確認してみましょう。

Q4:伊達衿は何mm出すのが正解?

A:約5mmが目安です。

出しすぎると派手になり、少なすぎると存在感がなくなります。

  • 首の真横から5mm
  • 後ろからは見えない

この2点を意識すると、上品な仕上がりになります。

Q5:伊達衿を付けないと失礼になりますか?

A:必須ではありません。

ただし、訪問着や式典など格式を意識する場では、伊達衿を付けることでより正式な印象になります。

迷ったら、

  • 式典・公式行事 → 付ける
  • カジュアルな外出 → なくてもOK

と考えるとわかりやすいです。

伊達衿の付け方のまとめ|5mmで着姿は変わる

伊達衿は、わずかな面積で印象を大きく変える装いの要です。

  • 手軽に仕上げたいなら衿ピン
  • 格式ある場なら縫い付け

TPOに合わせて使い分けることで、より上品な着姿になります。

たった5mm。
でも、その5mmが着物姿を格上げします。

伊達襟は着物をおしゃれに装うものです。
伊達襟をすると、重ね着しているように見えます。

また、半襟は1枚ものですが
伊達襟は表裏異なる布となっており、大きさも少々違ってきます。
色々な伊達衿の見せ方をして楽しんでくださいね。

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