留袖を自分で着付ける時の注意点完全ガイドと失敗しないコツについて説明します。
結婚式や式典でミセスの第一礼装として着用する「留袖」。
「自分で着てみたいけれど、格が高い着物だから失敗できない……」と不安に思っていませんか?
私は現在、着付け教室に通いながら留袖の自装を練習しています。
プロではないからこそ分かる「ここが難しい!」「ここさえ気をつければ大丈夫」というリアルな注意点と、失敗しないためのコツをまとめました。
留袖を自分で気つける時の完全注意ガイド
留袖という礼服を自分で着付けるって勇気がいりますよね💦
📒私もテキストを見直し
しっかりと事前準備を行ってから取り掛かります
それでは最後までお付き合いください。
留袖は普通の着物と何が違う?知っておくべき3つの特徴
留袖を自分で着付ける際、まず知っておきたいのがその特殊な構造です。
既婚女性の第一礼装「黒留袖」と「色留袖」の格
留袖には「黒留袖」と「色留袖」がありますが、どちらも五つ紋であれば同格の第一礼装です。
ただし、色留袖を準礼装として着る場合は三つ紋や一つ紋にするなど、場面に応じた「格」の使い分けが必要です。
最大の難所!「比翼(ひよく)仕立て」とは?
留袖の最大の特徴は、衿・袖口・裾などが二重になっている「比翼仕立て」です。
これは「おめでたいことが重なるように」という願いが込められたものですが、生地が重いため、着付け中にズレやすいのが一番の悩みどころです。
模様と帯の合わせ方
留袖は「裾模様」が特徴で、上半身には柄がありません。
そのため、合わせる「袋帯」は金銀地の錦織や唐織など、格調高いものを選び、二重太鼓で結ぶのがルールです。
【事前準備】着付け当日に慌てないための下ごしらえ
当日の朝に焦るのは失敗のもと。
教室でも教わった「前日までにやっておくべきこと」をご紹介します。
比翼衿(ひよくえり)をクリップやしつけで固定する
比翼衿が着物の衿から大きくズレると、だらしない印象になってしまいます。
あらかじめ、背中心から左右15cm(手のひら一つ分程度)の位置で、着物と比翼の衿をクリップや軽いしつけ糸で留めておきましょう。
これだけで、着付けのしやすさが劇的に変わります。
袋帯の「仮畳み」で腕の負担を最小限に
留袖用の重厚な袋帯は、一人で扱うと肩が上がらなくなることも。
あらかじめ帯を「屏風だたみ」にして準備しておくことで、背中に回す動作が驚くほどスムーズになります。
【ヘア・メイク】着る前に済ませるのが失敗しないコツ
「着てから髪を整えればいい」は大間違いです。
留袖にふさわしい上品な髪型とNGな髪型
留袖を着たあとに腕を高く上げると、せっかくの着付けが崩れてしまいます。
必ず「着る前」に髪をセットしましょう。
上品な髪形にしてくださいね✨
- OK: 耳より下の位置でまとめるシニョン。上品で落ち着いた印象になります。
- NG: 高すぎる位置でのアップ、毛先を散らしたカジュアルなスタイル、ショート以外の方が髪を下ろしたままにするのは、第一礼装には不向きです。
- NG:毛先を遊ばせるのもいけません。
- NG:毛先を垂らすのもしてはいけません。
髪飾りは「控えめ」がミセスの嗜み
✅若い人が付けるような華やかなものや揺れる簪はNG
✅留袖を着用する場合は控えめな「簪(かんざし)」
✅デザインは上品で古典的で縁起の良いもの
華やかすぎるものや、揺れるタイプは避け
控えめで上品なデザインの簪を選ぶことが大切です。
べっ甲や漆塗り、蒔絵などのものを選びましょう。
全体のバランスも考えてくださいね。
髪飾りは、留袖の場合、付けなくてもかまいません。
上品に一つだけ、扇型が一般的です。
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【着付け実践】美しく仕上げるための決定的なポイント
いよいよ実践です。
以下の点は、鏡の前で必ずチェックしてくださいね。

時間にゆとりをもたせることが
最大の失敗しないコツです💦
留袖の着付けの際に失敗しないコツ
「タオル1枚」で劇的に変わる!着崩れを防ぐ補正術 私も教室で学んで驚いたのですが、留袖を自分で着る時こそ「補正」が命です!
生地が重い留袖は、体との間に隙間があると、動くたびにズルズルと着崩れてしまいます。
コツは、ウエストだけでなく「鎖骨の下」。
ここに小さなタオルを当てるだけで、胸元がスッキリと整い、まるでお手本のような着こなしに。自装だと難しい「衿元の安定感」が、タオル1枚の準備で驚くほど楽になりますよ。
裾は「床すれすれ」がフォーマルの基本
普段着なら少し短めでも良いですが、留袖は「足袋の指先が見えない程度」の長めに着付けるのがマナーです。
裾が短いと格に合わず、落ち着きのない印象を与えてしまいます。
衣門(えもん)をこぶし一つ分抜いて品格を出す
衿の後ろをしっかりと抜くことで、ミセス特有の優雅さが生まれます。
喉のくぼみで衿を合わせ、背中心の紋がちょうど真ん中にくるよう意識しましょう。
忘れがちな小物マナー
- 帯揚げ・帯締め: 白の絞りや白綸子(金銀入りも可)を合わせます。
- 草履・バッグ: 金銀を基調とし、草履は一定の高さがあるものを選びましょう。
- 留袖の模様付けは裾模様が特徴
- 留袖には格調の高い柄がふさわしい
- 留袖に合わせる帯の結び方は袋帯
- 着物に合わせてなるべく格調の高い帯にする
- 衿の抜きぐあいは、こぶしひとつ分くらいにします。
- 衿元はのどのくぼみで合わせます。
- 着丈は後ろが床すれすれになるようにします。
- 衿は背中心から左右4,5㎝のあいだ(首のうしろにあたる部分)を二つ折りにして内側に折りこみ、共衿のあたりでは三分の一だけを折りこむようにします。共衿の折り込んだ部分は共衿端までしつけておきます。
- 比翼衿については、まず衿肩明の部分をきものの衿よりやや控えめに縫います。
- 比翼衿の前のほうは、表の衿から5,6ミリ見えるように共衿の5㎝ほど下まで縫いつけておきます。
- 留袖は既婚女性の第一礼装
- 留袖には黒留袖と色留袖がある
- どちらも第一礼装としては同格ですが、一般的には色留袖は黒留袖に次ぐ礼装と考えられています。
- 第一礼装として使う場合には五つ紋にします。
ただし、色留袖を第二礼装として使いたい場合には3つ紋か1つ紋にします。
- 留袖の模様付けは裾模様が特徴
- 留袖には格調の高い柄がふさわしい
- 留袖に合わせる帯の結び方は袋帯
- 着物に合わせてなるべく格調の高い帯にする
留袖のセルフ着付けに関するよくある質問(FAQ)
Q1:比翼(ひよく)が着物から大きくはみ出してしまいます。どうすればいい?
A: 一番多いお悩みです。着付ける際に、着物の衿と比翼の衿を「クリップ」で合体させておくのが最大の解決策です。
もし着たあとにズレに気づいたら、無理に引っ張らず、胸元に手を差し入れて比翼だけを少し内側に引いて調整してください。
Q2:末広(扇子)はどこに挿せばいいですか?
A: 帯の左側、帯揚げと帯板の間に挿します。
自分から見て左側です。外側から見えるのは1〜2cm程度にし、少し外側に傾けて挿すのが美しく見えるコツです。
挨拶の時以外は手に持たず、帯に挿しておくのがマナーです。
Q3:一人で着ると背中の「紋」がズレていないか不安です。
A: 合わせ鏡でのチェックは必須ですが、コツは「家計理(かけえり:衿の切り替え部分)」を左右きっちり合わせることです。
ここが揃っていれば、背中心の紋は自然と真ん中にきます。
着付ける途中で、背中心を一度グッと下に引いてシワを伸ばすのも忘れずに。
Q4:補正はタオルだけで大丈夫?
A: 留袖は生地が重いため、補正が足りないと着物の重みで着崩れしやすくなります。
寸胴(ずんどう)体型を作るのが理想なので、ウエストのくびれだけでなく、鎖骨の下のくぼみにも薄いコットンやタオルを当てるのが、胸元をスッキリ見せる生徒直伝のコツです。
Q5:結婚式当日、着付けにかかる時間はどのくらい見ておけばいい?
A: 普段着を15分で着られる方でも、留袖は最低45分〜1時間は見ておくことをおすすめします。比翼の調整や二重太鼓の柄合わせなど、細かい部分に時間がかかります。
心に余裕がないと手が震えてしまうので、練習時の1.5倍の時間は確保しましょう。
🌸おわりに:留袖を自分で着付ける時の失敗しないコツ!
留袖を自分で着付けるのは、プロではない私たちにとって非常に勇気がいることですよね。
私も着付け教室で学びながら、「比翼が重たくて大変!」「紋がズレてしまう…」と何度も壁にぶつかりました。
しかし、今回ご紹介した「事前の衿固定」や「帯の仮畳み」といった小さな工夫ひとつで、セルフ着付けのハードルはぐっと下がります。
最後に、失敗しないための最大のコツは「時間に余裕を持つこと」です。
当日はヘアセットを先に済ませ、深呼吸をしてから鏡に向かってください。
もし少しぐらいズレてしまっても、凛とした笑顔と「お祝いの気持ち」があれば、それが一番の着こなしになります。
大切な良き日が、素晴らしい一日になりますように。応援しています!
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