赤ちゃんがどんなシグナルを発したら、離乳食を始めたらいいのか?等々をお伝えします。元保育園調理師の経験から離乳食についてのみんなが特にや悩んでいることを取り上げます。
離乳食についての基本
離乳とは、母乳または育児用ミルクなどの乳汁栄養から幼児食に移行する過程のことをいいます。この過程で赤ちゃんは、
- 食べ物を噛み潰して飲み込むことへの発達
- 様々な食材の味を知る
- 育ててくれた人のスキンシップを深める
貴重な経験をします。
赤ちゃんだけではなく、パパ・ママなどの保育者も含めて、赤ちゃんの食欲について、摂食行動について、成長や発達のパターン、食文化や食習慣などを一緒に学んでいきましょう。
離乳食の開始の目安
パパやママは離乳食をいつ始めたらいいか?初めての子供の場合だど、一般的にそれを知るためのきっかけが欲しいと考えます。
では、いつ離乳食を開始したらいいのでしょか?
それは、
唾液が出てきて、食べ物を欲しがるようになってきたことが大事なシグナルとなっています。
まずは、スプーンを近づけてみて、赤ちゃんがどんな反応を示すのかを観察してみましょう。
平成27年度 乳幼児栄養調査結果の概要によりますと、
離乳食開始の目安(回答者:0~2歳児の保護者)
- 月齢 84.3%
- 食べものを欲しがるようになった 49.5%
- 体重など発育状態 14.2%
- スプーンなどを口に入れても舌で 13.5%
押し出すことが少なくなった- 開始するよう指導を受けた 11.8%
- なんとなく 7.5%
- その他 5.4%
(n=1,240)(複数回答)
離乳食の開始時期は、「6か月」の割合が 44.9%と最も高くなっています。
6か月を離乳食開始の時期と考える親が増えているということです。これは、平成 17 年度よりピークが1か月遅
くなっていいることから伺えます。
<参考>「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年3月)において、離乳食の開始時期を従前の「生後5か月になった頃」
から「生後5,6か月頃」と変更されています。
個人個人の赤ちゃんの発達によって、離乳食を開始した方が良いのですが、離乳食を始めるきっかけとして、
月齢が「生後5、6か月頃」になったことを選ぶ保護者が多いのです。
食べ物を見て、赤ちゃんがよだれを出して、欲しがるようになってきたら離乳食を始める合図としましょう。
スプーンは赤ちゃんにとっては異物です。
あ~む。
としっかりスプーンを捉えて食べれるようになることを最初に目指します。
離乳食の開始
離乳食の開始とは、なめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えたときになります。
高齢者とも同じことですが、首が座っていないと離乳食は食べられません。
首が座っていない赤ちゃんに離乳食を与えるのはまだ早すぎます。
離乳の開始
- 5・6か月が適当
- 発達の目安を見る
- 首のすわりがしっかりとしている
- 支えてやると座れる
- 食べ物に興味を示す
- スプーンなどを口にいれても舌で押し出すことが少ない(哺乳反射の激減)
離乳食のお悩み解決・離乳食で分からないこと
パパさん、ママさん達は、離乳食を多く食べても、少ない量しか食べない場合でも心配します。
離乳食を食べてくれない!!という赤ちゃんは、ミルクを沢山飲んでいる場合があります。
それでも、「うちの子はあまりミルクは飲みませんが」という場合には、イオン飲料を飲んでいて食欲がない場合もあります。
次回、離乳食でわからないことのQ&Aを掲載いたします。
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