上巳の節句・桃の節句の行事食はどんな料理があるでしょうか?
白酒についてと一緒に食べる和菓子も紹介しますね。
上巳の節句・桃の節句はひな祭りとも呼ばれている行事です。
五節句の中の一つである、3月3日には厄を払うためにもごちそうを食べます。
白酒やひな祭りの和菓子も紹介します★
実際にどのようなごちそうを作ればいいのでしょうか?
参考にしていただければ幸いです。
それでは最後までお付き合いください。
上巳の節句・桃の節句の行事食とは?
上巳の節句・桃の節句の行事食をお伝えします。
上巳の節句(じょうみのせっく)、桃の節句(もものせっく)は3月3日なので陽の数字である奇数が2つ並んでいます。
陽が2つ並ぶと陰に転ずると中国では考えられていました。
なので厄を払う節句行事が必要となったのです。
節句のごちそうには厄を払う意味があります
行事食は縁起の良い食べ物です!
節句というのは季節を分ける節目になります。
節目に災いや邪気を払うために祭りをします。
上巳の節句・桃の節句の行事食
- ちらし寿司
- はまぐりの潮汁
- 桜餅
- 菱餅
- ひなあられ
- 白酒
この他にも季節の食材を使ってごちそうを作りましょう。
五節句の中の一つである、3月3日には厄を払うためにもごちそうを食べます。
五節句とは
- 1月7日 人日の節句(じんじつのせっく)、七草の節句(ななくさのせっく)
- 3月3日 上巳の節句(じょうみのせっく)、桃の節句(もものせっく)
- 5月5日 端午の節句(たんごのせっく)、菖蒲の節句(しょうぶのせっく)
- 7月7日 七夕の節句(たなばたのせっく)、笹竹の節句(ささたけのせっく)
- 9月9日 重陽の節句(ちょうようのせっく)、菊の節句(きくのせっく)
今回は五節句の中の上巳の節句・桃の節句の紹介です。
ちらし寿司の作り方
いくらを飾ると華やかになります。
エビは縁起の良い食材なのでエビを飾ってもいいでしょう。
一緒に食べる人の好きな具材を入れて華やかなちらし寿司を作ってくださいね★
エビは長生き
れんこんは見通しが聞く
材料 (4人分)
- 米2合
合わせ酢酢大さじ3、砂糖大さじ2、塩小さじ1 - 干しシイタケ4個
ニンジン中3分の1本
ちくわ1本
レンコン50g - 卵2個
いくら 適量 - 砂糖大さじ2
しょうゆ大さじ1
酒大さじ1
だし汁100ml(シイタケの戻し汁)
作り方
- 固めに炊いたご飯に合わせ酢を入れ、よく混ぜて冷ましておきます。
- 干しシイタケは戻し(一晩水に浸けるとおいしいく戻せます)薄切りにします。
- ニンジンは千切りにします
- ちくわは薄い輪切りにします。
- レンコンは1/4に切り薄切りにします。
- 卵は1つずつ薄くフライパンで裏表を焼き、細長く、錦糸卵を作ります。
- シイタケの戻し汁に干しシイタケを入れ、調味料を入れて煮ます。
- 7にちくわ・レンコン・ニンジンを入れて煮詰めます。
- 1に8を混ぜて、いくら・錦糸卵・のりを飾ります。
- 完成です。
はまぐりの潮汁
1個の貝に二つ蛤が入っているのが正解です!
椀に盛りつけるときには、開いた貝殻の両方に貝の身をのせるようにします
蛤は水から昆布と一緒に火にかけます
二枚貝で対の貝殻しか組み合わないことから将来夫婦円満の意味があります。
なので両方に貝の身が乗っています。
蛤の潮汁の作り方を2種類紹介します。
貝の身を取り出さずに作る方法
貝の身を取り出してから作る方法
白酒と和菓子も紹介
上巳の節句・桃の節句の白酒と和菓子について紹介します。
上巳の節句・桃の節句の白酒
白酒には厄除けの意味があります。
桃の花を酒にひたした「桃花酒」(とうかしゅ)が飲まれていたものが、江戸時代になると甘めの「白酒」が好まれるようになりました。
桃は邪気を払います
だから桃太郎が鬼退治!
子供はノンアルコールの甘酒で!
ひな祭りといえば「白酒」が飲まれていますが、子供は甘酒です。
ひな祭りの歌である「うれしいひなまつり」の3番に「白酒」が出てきます。
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣~♪
上巳の節句・桃の節句の和菓子
上巳の節句・桃の節句といえば桜餅ですね。
関西風の桜餅
関西風桜餅の「道明寺」
道明寺粉を使用しています。
つぶつぶ感のある、大阪の道明寺で生まれた粗挽きした餅米をしてしています。
中身は「粒あん」です。
関東風の桜餅
薄いピンクの薄皮がかわいい
関東風桜餅「長命寺桜餅」
関東風桜餅は、小麦粉と白玉粉で作られたクレープ状の生地です。
中身は「こしあん」です。
菱餅
菱餅のルーツは、古代中国の上巳節で食べていた母子草のお餅ですが、今はヨモギに変わっています。
色に意味があります
- ピンクは魔除け
- 白は子孫繁栄、長寿、純潔、清浄
- 緑は健康
ひなあられ
ひなあられの紹介です。
- 関東のひなあられは甘く米粒サイズ
- 関西のひなあられはしょっぱく関東のひななられより大きい
ひなあられの色にも菱餅と同じ意味があります!
上巳の節句・桃の節句の行事食とは?白酒と和菓子も紹介のまとめ
上巳の節句・桃の節句の行事食
- ちらし寿司
- はまぐりの潮汁
- 桜餅
- 菱餅
- ひなあられ
- 白酒
この他にも季節の食材を使ってごちそうを作りましょう。
五節句の中の一つである、3月3日には厄を払うためにもごちそうを食べます。
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