端午の節句(たんごのせっく)・菖蒲の節句(しょうぶのせっく)の行事食とはどんなものでしょうか?
5月5日のこどもの日に食べる「粽(ちまき)」や「柏餅」も紹介します。
ご節句の一つである端午の節句の行事食やお菓子などをお伝えしますね。
ちまきの具は中華ちまきは5種類が縁起がいいです。
端午の節句の伝統的なちまきは白くて甘いで関西で食べられています。
5月5日のこどもの日の料理ってすぐに浮かばないですよね★
こどもの日に人気レシピなのが鯉のぼりや兜をかたどったオムライス、ハンバークやカレーです。
ぜひ参考にしてくださいね。
それでは最後までお付き合いください。
端午の節句の行事食とは?
端午の節句(たんごのせっく)の行事食とはどんなものでしょうか?
五節句の一つである端午の節句は菖蒲の節句(しょうぶのせっく)とも呼ばれています。
五節句は後ほど紹介しますね★
端午の節句に欠かせないものといえば、「柏もち」、「ちまき」といったお菓子ですよね。
お菓子の方は有名ですが、お祝いのお食事については特別な風習はききません。
この時期の旬のものである筍や出世魚のぶり、鯛や海老などの一般的な縁起物を取り入れたお料理がいいでしょう。
端午の節句のおすすめの食材
- 出世魚の「ブリ」
- 「勝男」にかけた「カツオ」
- 鯛は「めでたい」
- 海老は「腰が曲がるまで長寿」
- まっすぐに伸びる「筍」が「真っすぐにスクスク育つように」
主役の子供がよろこぶように、こいのぼりや兜をかたどったオムライス、ハンバーグ、ちらし寿司やいなり寿司などの食事を作る家庭もありますね★
端午の節句のちまきの具
中国からちまきが伝わってきましたが、江戸では柏餅が端午の節句に食べれるようになりましたが、関西ではちまきを食べる風習を続けたと考えられています。
関東では柏餅
関西ではちまき
端午の節句に欠かせないのが「柏餅」、「ちまき」ですね。
中国からは端午の節句には「白くて甘いちまき」が伝わってきましたが、現在では従来のちまきの他に、「中華ちまき」もこどもの日にスーパーなどで出回っています。
こどもたちにも人気のちまきですね★
縁起のよいためにちまきの具を5つのして作られている中華ちまきもあります。
中華ちまきの作り方
材料 (6個分)
- もち米 1.5合
- 豚肉 100g
醤油小さじ1、酒小さじ1、しょうが少々 - 干しえび 大さじ1
- 干ししいたけ 3枚
- にんじん 1/2本
- たけのこ水煮 50g
- ごま油 大さじ2
- 竹皮 6枚
- たこ糸(料理用糸) 6本
- 調味料
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ1
酒 小さじ2
干ししいたけ戻し汁 100cc
中華ちまきの作り方
- もち米は洗って一晩水に浸し、ザルにあげておく。
- 竹皮はあらかじめ15分くらい水につけて水戻ししておく。
- 干しシイタケは冷蔵庫で1晩水に戻す。
- 干しエビは30分水に戻す。
- 豚肉は1cm角に切り醤油小さじ1、酒小さじ1、しょうが少々で下味をつけておく。
- たけのこ、水戻しした椎茸、皮をむいたにんじんを約1cm角に切る。
- フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒め、軽く色が変わったら、すべて加えて具材に味がしみるまで汁気がなるなくまで煮詰める。
- フライパンのまま粗熱をとる。
- 6等分したものを、水気を良く拭いた竹皮を端から三角形に形作った中にスプーンなどで奥まできっちりとつめ、残りの部分の竹皮でくるくると包み糸でしっかりと縛る。
- 蒸気の上がった蒸し器の中に竹皮で包んだちまきを入れて、約40分ほど蒸す。
完成です!
中華ちまきの素敵な作り方がYouTubeにあったので動画でも紹介します★
ちまきの作り方
白くてほんのり甘い関西で食べれている粽(ちまき)が伝統のちまきですね★
「ちまき」は奈良時代に中国から入ってきたという説があります。
茅(かや)の葉や笹の葉、竹の皮などでもち米を巻きます。
「チガヤ」というイネ科の葉で包まれていたことから「チガヤ巻き」が「ちまき」になりました。
名古屋の主婦さんのレシピです。
~材料 5個分~
・米粉 90g
・もち米粉 40g
・砂糖 40g
・ぬるま湯 90ml
・笹の葉 10枚
・タコ糸 又は、い草
引用元:名古屋の主婦さんのレシピより
柏餅
「柏餅」は関東、「ちまき」は関西です。
江戸時代に江戸で柏餅が端午の節句に食べられるようになりました
う縁起を担いで、江戸時代から使われるようになったという。
子供が産まれるまで親は死なない
柏餅の「柏の葉」は、初夏の新芽が出るまで落葉しないことから「家系が絶えない」という縁起をかつぎました。
柏餅の作り方
上新粉や白玉粉で作ったきめ細かい白餅の中には、あんこや味噌あんを入れます。
下の動画では上新粉が使われていますね★
こしあん、粒あん、味噌あんなど餡も楽しめますね。
五節句とは
5月5日などの”奇数である陽の数字が二つ続く”五節句は「縁起の悪い日」と考えられていました。
ごちそうを食べること、邪気を払う薬草をお酒に漬けたものを飲む、
など節句料理を飲食して厄を払ってきました。
端午の節句でも菖蒲を束ねて湯に浸けたり、ちまきを食べてきました。
五節句とは
- 1月7日 人日の節句(じんじつのせっく)、七草の節句(ななくさのせっく)
- 3月3日 上巳の節句(じょうみのせっく)、桃の節句(もものせっく)
- 5月5日 端午の節句(たんごのせっく)、菖蒲の節句(しょうぶのせっく)
- 7月7日 七夕の節句(たなばたのせっく)、笹竹の節句(ささたけのせっく)
- 9月9日 重陽の節句(ちょうようのせっく)、菊の節句(きくのせっく)
今回は五節句の中の端午の節句の紹介です。
端午の節句とは
5月5日は疫病神が舞い降りて疫病を広めると信じられておりました。
その病疫はらうのが鍾馗像、粽、菖蒲湯などです。
日本に鍾馗像、粽、菖蒲湯などの端午の節句の習俗が伝わった時期は奈良時代という説もあります。
中国では厄を払う行事
陽の数字である奇数が二つ並ぶ日なので、伝染病が流行りやすい とされる初夏に疫病を祓う日でした。
春秋時代に楚の国の高名な詩人、 屈原(クツゲン)が5月5日に汨羅(ベキラ)という川に身を投げたことから、「詩人節」とも言われています。
屈原は国王の側近としてつかえ、人々からも慕われていました。
しかし陰謀のため国を追われることになったために川に身を投げてしまったのです。
その日が5月5日でした。
屈原の供養のために川にお米を流したのがちまきの始まりです。
日本では男の子の成長を祝う行事
5月5日はこどもの日ですよね。
端午の節句、菖蒲の節句とも呼ばれています。
武士の間では、「尚武」(武道・武勇を重んじること)が菖蒲と同じ音であることから、菖蒲の節句が祝われるようになりました。
それが、男の子の成長を祝う行事に変わっていったのです。
菖蒲の湯にも入りますね
菖蒲湯(しょうぶゆ)に入るれば厄を落とします。
沸かしたお風呂にさっと洗った菖蒲を浮かべます。
菖蒲の良い香りに癒されます。
端午の節句の行事食とは?ちまきの具や人気レシピを紹介しますのまとめ
端午の節句は「柏もち」、「ちまき」
お祝いのお食事については特別な風習はない
端午の節句のおすすめの食材
- 出世魚の「ブリ」
- 「勝男」にかけた「カツオ」
- 鯛は「めでたい」
- 海老は「腰が曲がるまで長寿」
- まっすぐに伸びる「筍」が「真っすぐにスクスク育つように」
主役の子供がよろこぶように、こいのぼりや兜をかたどったオムライス、ハンバーグ、カレー、ちらし寿司やいなり寿司などがおすすめ
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