先輩バリスタに教わったラテアートのハートを大きく描く方法をお伝えします。
バイト先のカフェでラテアートの練習を続けて3年、
失敗と試行錯誤を重ねながら、少しずつ「思い描いたハート」を描けるようになってきました。
カフェで出てくる、あのふわっと大きく浮かぶハートのラテアート。
「自分でもやってみたい」と思って注いでみたものの、
- ハートが小さくまとまってしまう
- 白が沈んで模様にならない
- そもそも形にならない
そんな壁にぶつかった経験はありませんか?
実はこれ、センスの問題ではなく、ほとんどが“注ぎ方の順番と距離感”の問題です。
私自身も最初は、
「どうして動画みたいに大きくならないんだろう…」
と何杯も失敗してきました。
でも、あるポイントを意識するようになってから、ハートの大きさと安定感が一気に変わったんです。
この記事では、
初心者の方がつまずきやすい「沈む原因」を避けながら、ハートを大きく描くための注ぎ方のコツを、
ラテアート練習歴3年の実体験をもとに、やさしく解説していきます。
「難しそう…」と感じている方でも大丈夫。
読み終わる頃には、きっと
「次の一杯で試してみよう」
と思えるはずです。
1. 準備がすべて!美しいハートは“土台”で決まる
ラテアートで大きく美しいハートを描くために、
実はいちばん重要なのは「注ぐ瞬間」そのものではありません。
ポイントは、注ぎ始める前の準備=土台作り。
この段階を丁寧に整えておくだけで、
ミルクの浮き方やハートの安定感が大きく変わってきます。
☕ エスプレッソの状態をチェックしよう
まずは、ラテアートのキャンバスとなるエスプレッソの状態を確認します。
色が薄すぎたり、表面のクレマ(泡)が弱かったりすると、
ミルクが沈みやすくなり、ハートの輪郭がぼやけてしまいます。
以下の3つを目安に、しっかりとした土台を作りましょう。
-
抽出時間は20〜30秒ほど
(短すぎるとコク不足、長すぎると苦味が強くなりやすい) -
クレマが表面を均一に覆い、しっかり立っていること
-
苦味とコクのバランスが取れていること
この状態のエスプレッソは、
ミルクを受け止める力が強く、
白い模様がふわっと浮かびやすくなります。
🥛 ミルクは“シルキー”が命!
次に大切なのが、フォームドミルクの質感です。
どんなに注ぎ方が良くても、
ミルクの状態が整っていなければ、大きなハートはきれいに描けません。
スチームしたミルクは、
まずピッチャーをトントンと軽く叩いて大きな泡を潰し、
そのあとくるくると円を描くようにゆすって、ミルクと泡をなじませます。
目指すのは、
ツヤがあり、なめらかで、液体のように一体化した“シルクのような質感”。
この状態のミルクは、
注いだ瞬間にスーッと広がり、
ハートの形を大きく、はっきりと描きやすくなります。
2. 大きなハートを描くための“魔法のコツ”
「どうしてもハートが小さくなってしまう…」
ラテアートを練習していると、多くの方がこの壁にぶつかります。
実はその原因、
技術不足ではなく、注ぐときの“遠慮”や“ためらい”であることがほとんど。
ミルクをこぼさないように、失敗しないように──
そう意識するほど、ハートは小さく、沈みやすくなってしまいます。
でも、ここが最大のポイント。
大きなハートを描くために必要なのは、ほんの少しの「勇気」なんです。
💨 勢いよく注ぐ“勇気”を持とう!
ミルクをそろりそろりと注いでいると、
白が広がらず、模様がカップの中で小さくまとまってしまいます。
「こぼれたらどうしよう…」
そう不安になる気持ち、よく分かります。
ですが、ハートを大きくしたいなら、注ぐ勢いを保つことが大切。
ピッチャーを傾け、
ミルクが“とろ〜っ”と流れ続けるくらいのスピードを意識してみましょう。
この勢いがあることで、
ミルクが表面に広がり、
ハートの土台が大きく育っていきます。
📏 ピッチャーは“思い切って近づける”
勢いと同じくらい重要なのが、
注ぎ口と液面の距離です。
ピッチャーの位置が高すぎると、
ミルクはエスプレッソの中に沈み、
どれだけ注いでも模様として浮かびません。
「えっ、こんなに近づけて大丈夫?」
と思うくらい、液面ギリギリまで近づけてOK。
注ぎ口を近づけることで、
ミルクが表面にふわっと広がり、
白い模様がくっきりと浮かび上がるようになります。
↔️ 左右に大きく振って、ハートを広げよう
ハートをさらに大きく、ふっくら仕上げるためには、
ピッチャーを左右に揺らす「ウォブル」の動きが効果的です。
小さくちょこちょこ動かすのではなく、
カップの幅を使うイメージで、思い切ってダイナミックに振るのがコツ。
ミルクが左右にしっかり広がることで、
ハートの横幅が生まれ、
存在感のある大きなハートへと近づいていきます。
3. 実践!大きなハートの描き方ステップ
それでは、実際に手を動かすイメージをしながら、
大きなハートを描くまでの一連の流れを確認していきましょう。
ひとつひとつの動きはシンプルですが、
順番とタイミングを意識することで、仕上がりは大きく変わります。
① カップを自分の方へ傾ける
まずは、カップを軽く自分の方へ傾けます。
こうすることで、
注ぎ口を液面に近づけやすくなり、ミルクが浮きやすい状態を作れます。
無理に大きく傾ける必要はありません。
「少し手前に倒す」くらいの感覚でOKです。
② 高い位置から注ぎ始める
最初は、ピッチャーをやや高めの位置に構え、
細い線を描くようにミルクを注ぎ始めます。
この段階では、模様を描こうとせず、
ミルクをエスプレッソの中に潜り込ませるイメージを持つことが大切。
カップの中に、
あとから模様を浮かせるための土台(ベース)を作るつもりで注ぎましょう。
③ 液面が上がってきたら、ピッチャーを近づける
カップの半分くらいまで注げたら、
ピッチャーをぐっと下げて、液面に近づけます。
この瞬間、
白いミルクが表面にふわっと浮かび上がってくるのが見えるはず。
これが、ハートを描き始める合図です。
④ 勢いを保ちつつ、左右に振って広げる
ピッチャーを近づけたまま、
注ぐ勢いを止めずに、左右に振りながらミルクを広げていきます。
この動きによって、
ハートの丸みと横幅が生まれます。
小さく動かすよりも、
カップ全体を使うイメージで、ゆったり大きく振るのがポイントです。
⑤ 最後は細く切って、ハートを完成させる
十分に広がったら、
カップをゆっくり水平に戻しながら、
ピッチャーを少し持ち上げてミルクの線を細くします。
そのまま、
白い円の中心をスッと切るように注ぐことで、
ハートのくびれが生まれ、形がキュッと引き締まります。
この「切り」がきれいに決まると、
大きくてバランスの良いハートが完成します。
よくある失敗と原因|ラテアートのハートQ&A
Q1. ハートが小さくなってしまうのはなぜ?
A. 注ぐ勢いが弱い、または注ぎ口が液面から遠いことが原因です。
Q2. ミルクが沈んで模様が出ません…
A. エスプレッソのクレマが弱いか、ミルクの質感が粗い可能性があります。
Q3. ハートの形が歪んでしまいます
A. 左右の振り幅が小さい、または切りのタイミングが早すぎます。
Q4. 最後の「切り」がうまく決まりません
A. ピッチャーを上げるタイミングが早すぎることが多いです。
🌟 まとめ|ラテアートは、楽しむ気持ちが一番のコツ!
いかがでしたか? 大きなハートを描くためには、
「カップを傾ける」→「高い位置から注ぐ」→「近づけて模様を出す」→「勢いよく振る」→「細く切る」
という流れを意識することが大切です。
最初はうまくいかなくても大丈夫。
「今日はちょっと形が見えたかも!」 「昨日よりもミルクのツヤがいい感じ!」 そんな小さな発見を重ねていくうちに、あなたらしいハートがきっと描けるようになります。
ラテアートは、味だけでなく、気持ちも伝わる魔法のひととき。
自分のために、誰かのために、心を込めて注ぐ一杯は、きっと特別な時間をつくってくれます。
ぜひ、勇気を出してチャレンジしてみてくださいね。
あなたのカップに、世界にひとつだけのハートがふわりと浮かびますように☕




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