あさのあつこさんの著書『ナンバーシックス』ファン待望の新シリーズが刊行されました。『X-01(エックスゼロワン)』まだ壱は謎だらけです。そのうねりの中にあなたも巻き込まれてみませんか。
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『X-01(エックスゼロワン)』はこんな物語
N県稗南(ひなん)郡稗南町の住む由宇は得体のしれないものに巻き込まれていきます。
お遊びの時間は終わった。戦いが始まる。準備しろ。
戦い?戦いって何よ。あなたは誰?誰なの。
『X-01 エックスゼロワン[壱]』 (YA! ENTERTAINMENT) 背表紙裏より
破壊神ラタの名を持つ主人公
ラタは住む小国、永依(えい)の国に住む女の子です。父は雑兵に近いくらいの軍人だったが、戦場で手柄も立てられず、食あたりで亡くなったため、遺族の報奨金も通常の半分も貰えなかったのです。
母はただ嘆くばかりで何もしない。
幼い弟妹もいる。
飢えても、生きたかった彼女は、あきらめきれずに、力を振り絞って表に出ます。
通りで力尽きたラタの目の前に、
隻眼(せきがん)のクシカ将軍が立塞がります。
もう一人の主人公・由宇
N県稗南(ひなん)郡稗南町にもともと住んでいたわけではない由宇(ゆう)の家族。
その大好きな父が15歳の誕生日の前日に死んでしまいます。
父親が残した言葉は「X-01(エックスゼロワン)」。
そして何かが「X-01」を探してやってきます。
破壊神ラタってどんな神様?
娘に破壊神の名前を父が付けるってどういうのでしょうねー弟と妹の名前がラタのように過激なものではないとしたら、運命が名前を付けさせたということでしょうか。
ラタは、永依の国に古くから伝わる神話に登場する神の名だった。光と戦いと破壊を司り、花の精と見まがうほどの愛らしさと猛々しく雄々しい気質を併せ持つ。
女神でもなく、男神でもなく、男とも女とも交わることができた。子を孕むことも、孕ませることもできた。全能の神の血の一滴から生まれたとされている。
『X-01 エックスゼロワン [壱] 』(YA! ENTERTAINMENT) p.17より
……ラタのお母さんは反対しなかったのでしょうか。
あさのあつこさんの今回のテーマは ”破壊” なのでしょうか。
『X-01 エックスゼロワン [壱] 』(YA! ENTERTAINMENT)
HPよりあさのあつこさんの動画がアップされています。
↓
YA! ENTERTAINMENT HP
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謎のメッセージ「X-01(エックスゼロワン)」
由宇(ゆう)の15歳の誕生日の前日、大好きな父親が「X-01(エックスゼロワン)」と言い残して死んでいます。
黒づくめの男たちが、「X-01」を求めて、町を破壊しにやってくるようです。
由宇の父も母も何かを隠していました。父の死後、母は殺傷能力がライフルの3~5倍といわれている最新兵器の「光使銃」を使って由宇を助けます。
一方、
ラタは、隻眼(せきがん)の将軍に拾われます。
その将軍に拾われなければ死んでいたのです。拾われた命を、友達のリャクランと共に殺戮の道を進みます。
ラタは破壊神の名前を父からもらい、
リャクランは毒草の名を父からもらっています。
壮絶な運命のパートナーです。
『X-01 エックスゼロワン』まとめ
あさのあつこさんは、『ナンバーシックス』で消化されなかった部分を描ききってしまいたいそうです。果たしてどんな世界が繰り広げられてくるのか。今後が楽しみでしかたがありません。
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