「読書感想文の本がなかなか決まらない」
「内容が浅い本だと感想が書きにくい」
そんな人におすすめなのが、
あとは野となれ大和撫子(著:宮内悠介)です。
ライトノベルのようにテンポよく読めるのに、
- 政治
- 民族問題
- 環境問題
- 若者の成長
といった深いテーマが描かれているため、読書感想文の題材としてとても書きやすい作品です。
この記事では
・作品のあらすじ
・登場人物
・読書感想文を書くポイント
をわかりやすく紹介します。
『あとは野となれ大和撫子』のあらすじ
物語の舞台は、中央アジアの小国「アラルスタン」
カザフスタンとウズベキスタンに挟まれ、アラル海に面した架空の国です。
ある日、この国で大統領暗殺事件が起こり、政権は崩壊。国家は大混乱に陥ります。
そんな中、国の後宮(ハレム)で育った少女たちが、臨時政府を立ち上げて国を立て直そうと動き始めます。
紛争難民、日本人、アフリカ系など多民族の少女たちが協力しながら、
- 国家運営
- 民族対立
- 環境問題
といった現実的な課題に立ち向かっていく物語です。
エンターテインメントとして面白いだけでなく、社会問題を考えさせられる作品でもあります。
主な登場人物
ナツキ・ナシーム・トオミネ
日本人の理系少女。
植物工場の技術者だった父とともにアラルスタンに来ていましたが、内戦の爆撃で家族を失います。
空気を読むのが苦手ですが、純粋でまっすぐな性格。
夢は
「雨を降らせてアラル海を復活させること」
という壮大なものです。
父親が植物工場の技術者だったために、家族で不安定な情勢の地域に仕事で来ていました。
それが、内戦の爆撃で家族を失ってしまいます。
そして、さまよっていいたところを後宮のウズマに拾われます。
”優しいけれど何かが欠けている”と言われてしまうほどの女の子なので、周りから浮いています。空気は読めません。
- 亡くなった父の口癖「俺が現場にいなくてどうする」
- ナツキの口癖「やることはやった。あとは野となれ」
アイシャ・ファイシャル
チェチェン難民出身の秀才で、後宮の少女たちのリーダー的存在。
大統領暗殺事件をきっかけに、臨時政府を立ち上げ、大統領代行として国家再建に挑みます。
冷静で知的な女性ですが、祖国を思う強い情熱を持っています。
ジャミラ・クンディ・サドザイ
ケニア出身の明るく勝ち気な少女。
ナツキの最初の友人です。
中央アジアの文化を守りたいという夢を持ち、
臨時政府では文化相を務めます。
後宮ではどのグループにも属してはいませんでしたが、ナツキをなにかと気にかけて、お菓子などで徐々にナツキの心を開かせていきます。
本人は餌付けみたいだなーって思っていました。
明るく勝ち気で、ノリが弱い。
銀のアクセサリーで鎧のように固めたファッションをしています。
アイシャ・ファイシャル
水連(ニルフイヤ)の笑みが必殺技のクールビューティ。
チェチェン難民出身。
野心家?
暗殺された大統領を慕っていました。
彼女は後宮みんなの憧れの的です。
どこにも行く当てがないため必死に勉強を頑張ってきました。
以前は成績が良く8歳年下のナツキを「何事にも受け身」だからと、
気に入らない存在と思っていたのですが、
ある事件がきっかけに、かなり仲良くなります。
政治コースを修了し外務省入りが決まっていたのに、大統領暗殺事件があり、エリートの道も閉ざされてしまいました。
国の緊急事態を受け、アラルスタン臨時政府を立ち上げます。
そして、大統領代行に就任します。
彼女は国を再び失うことのないように立ち上がったのでした。
ウズマ・ハリーファ
建国時よりアラルスタンの女社会に君臨するお局様です。
枢密院の議長にして後宮のボス。
アイシャたちの世代のことを
ウズマと違い高等教育を受けさせてもらえていたために気に入りません。
ナツキ達を雛鳥扱いしバカにします。
彼女の妨害にナツキ達は立ち向かえるのか?
国を何よりも愛していますが、
後宮内の保守派なので、臨時政府と対立しています。
無学なのですが知恵は豊富にあります。
無学をバカにしている輩はしっぺ返しにあいます。
イーゴリ・フェルツマン
とにかく胡散臭いです。
得体のしれない雰囲気
人からは疎んじがられています。
実は武器商人
後宮に出入りする神出鬼没の吟遊詩人
二胡を弾く語り部です。
西欧の道化を思わせる服装の物語のトリックスターです。
ナジャフ・アリ・ラシード
イケメンです。
イスラム原理主義系組織「アラルスタン・イスラム運動(AIM)」の幹部から、
物語が進むにつれて代表になります。
大統領暗殺に乗じ、政権奪取をもくろむ一派です。
ナツキとは敵
好敵手?
過激派組織に属している。
実は穏健な思想の持ち主です。
ナツキにプロポーズする。
読書感想文が書きやすい3つの理由
①社会問題がテーマになっている
この作品には
- 民族問題
- 難民問題
- 環境破壊
- 政治
など、多くの社会問題が描かれています。
そのため
「国家とは何か」
「人はどうやって共存できるのか」
といったテーマで感想を書くことができます。
✅読書感想文の構成ポイント
- 後宮(ハレム)の女の子達が政権を執ったのなら!
- 中央アジアの小国で政変が勃発した。
- 自分の国の大統領は暗殺された。
- 自分の国の国会議員は無責任
- 問題が起き、省庁は機能不全になってしまった。
- カザフスタンとウズベキスタンに挟まれアラル海に面した場所にあるという設定で他国に侵略されそう
- 後宮(ハレム)がある国
- 後宮(ハレム)の女の子たちは紛争地域からの難民や、日系、アフリカ系など多民族で成り立っている。
- ソビエトによる環境破壊
- 女の子の中のいじめ
- 民族間の対立
②若者が社会を変える物語
少女たちが国家を運営するという設定はとてもユニークです。
「若い世代が社会を変えることはできるのか?」
という視点で考えると、深い感想文になります。
③登場人物の成長が描かれている
ナツキは最初、周囲から「何かが欠けている」と言われる少女でした。
しかし物語が進むにつれて、自分の夢と向き合い、少しずつ成長していきます。
この変化は読書感想文でも書きやすいポイントです。
読書感想文を書くときのヒント
この作品で感想文を書くなら、次のようなテーマがおすすめです。
①夢について考える
ナツキの夢は
「アラル海を復活させること」
あなた自身の夢と重ねて書くと、オリジナリティのある感想になります。
②国や政治について考える
少女たちが国家を運営する姿を通して
「理想の国とは何か」
を考えるのもよいテーマです。
③文化や民族の違い
この物語にはさまざまな民族の人物が登場します。
文化の違いをどう乗り越えるのかという視点も、感想文の題材になります。
読書感想文FAQ:よくある質問
「読書感想文って何を書けばいいの?」
「この本で本当に感想文が書けるの?」
そんな不安を感じている人のために、よくある質問をまとめました。
書き出しのコツやテーマの見つけ方も紹介しているので、感想文を書く前にぜひチェックしてみてください。
Q1. 『あとは野となれ大和撫子』は読書感想文に向いていますか?
はい、とても向いています。
政治・民族問題・環境問題など複数のテーマが描かれているため、感想文の切り口を見つけやすい作品です。
登場人物の成長や夢をテーマにすると書きやすくなります。
Q2. 読書感想文ではどんなテーマで書くとよいですか?
次のようなテーマがおすすめです。
- 若者が社会を変える可能性
- 民族や文化の違い
- 環境問題(アラル海の問題)
- 自分の夢と登場人物の夢の比較
自分の経験と重ねて書くと説得力のある感想文になります。
Q3. 読書感想文の書き出しはどうすればいいですか?
例えば次のような書き出しが使えます。
例
「私がこの本を読もうと思った理由は、読書感想文に向いていると聞いたからです。」
または
「この本を読んで、若い人でも社会を変えることができるのではないかと感じました。」
Q4. 読書感想文の文字数を増やすコツはありますか?
次の流れで書くと文字数を増やしやすくなります。
1 本を選んだ理由
2 印象に残った場面
3 そこから考えたこと
4 自分の経験や考え
5 読んで学んだこと
この順番で書くと、自然に文章量が増えていきます。
まとめ|読書感想文にぴったりの一冊
あとは野となれ大和撫子は、
- 読みやすい
- テーマが深い
- 登場人物が魅力的
という三拍子そろった作品です。
エンターテインメントとして楽しめるだけでなく、
- 国家
- 文化
- 環境
- 若者の可能性
主要な登場人物たちは夢とロマンを持っています。
多方面にわたるエンターテイメントな作品なのでどこをとっても、深い感想文になることでしょう。
あなたの注目ポイントは何ですか?
人それぞれによって心に響く部分は違ってくるでしょう。
自分の心と向かい合う1冊になることを願っています。
など、さまざまなテーマを考えるきっかけにもなります。
読書感想文の題材としても非常に書きやすい作品なので、
「どの本で感想文を書こうか迷っている」
という人には、ぜひおすすめしたい一冊です。
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