お待たせいたしました。2019年1月9日にいよいよ発売されました『京都寺町三条のホームズ(11)』ーあの頃の想いと優しい夏休みー素敵なタイトルですね。とても甘々な10巻から待つこと約5カ月弱。お正月ののんびりムードを吹き飛ばして心して読んでください。
【最新刊】2019年1月9日発売『京都寺町三条のホームズ(11)』
清貴(ホームズ)と葵の関係が急激に未来を見据えるようなものになっていきました。葵はプロポーズされました。これでお終い。ハッピーエンドではなく更に物語が続いていくようです。物語の方向性が気になる11巻です。果たして着地点ってどんな感じなのでしょうか。
この最新刊は、スピンオフ的な別の視点から見たような、
今までの振り返りのようなお話です。
なので最後におまけが付いています。あとがきの次も忘れずに読んでくださいね!
内容紹介
葵が大学2年生となった夏。大丸京都店での修業を終え、
次の修業までの短い夏休みを『蔵』で過ごしていた清貴のところに、
高校時代の先輩・日野が尋ねてきた。最近、勤めていた会社を辞めたという日野を、
清貴は永観堂に誘う。「永観堂といえば秋では?」といぶかしむ日野だが…。
また、『円生の独白』では、円生が過去が明らかに!
大人気シリーズの魅力が満載の第11弾。AmazonHPより
『京都寺町三条のホームズ』前巻までのあらすじ
京都の骨董店の3代目(京大の大学院生)ホームズと、京都に越してきたばかりの女子高生の葵2人のロマンティック・ミステリーです。
ストーリーは主に骨董品鑑定と京都探訪です。京都のお寺や神社など観光スポット、それに甘味やスイーツ、有名な喫茶店やカフェに詳しくなれそうな物語です。
葵とホームズの二人にまつわる日常の謎解きが爽快に描かれいます。Web掲載版と書籍では、物語の展開が違うので注意が必要です。
- 2016年度「京都本大賞」受賞作
- 『月刊アクション』2017年12月号より漫画版が連載中
『京都寺町三条のホームズ 1巻』 2015/4/1 望月 麻衣 (著)
女子高生の真城葵が、京都の寺町三条商店街にポツリとたたずむ骨董品店『蔵』に、
祖父の掛け軸を持ってお金に換えてもらおうと、やっとの思いで店内に入ります。
そこには、イケメンの店主の息子の家頭清貴がいました。
彼は、
清貴は物腰や柔らかいがいけずな京男子。彼は『寺町のホームズ』と呼ばれています。
骨董品の良い目を持つ葵に気づいたホームズは、葵に換金ではなく、このお店でアルバイトをすることを勧めます。
アルバイトを始めることになった葵はホームズと共に、様々な「奇妙な依頼」に巻き込まれていきます。
『京都寺町三条のホームズ 2巻』 2015/8/6 望月 麻衣 (著)
葵は素直にホームズから教わったことを吸収していきます。どんどん養われていく鑑定の眼。今後が楽しみです。
ホームズに宿敵が現れます。ライバルとの対決にいつもはクールな京男子も熱くなります。
美術鑑定士には専門外であるはずのトランプのマジックも華麗に披露してみたり、
登場する美術品、その制作者はおろか京都の神社仏閣すべて当たり前のように解説します。美術品を、偽物と本物の違いを、美術品の状態や歴史背景などで説明していたのですが、その身にまとうオーラまでも鑑定しています。
『京都寺町三条のホームズ』と望月麻衣さんの他作品との関係
葵と清貴の二人は同作者の別作品「京都烏丸御池のお祓い本舗」シリーズ(双葉文庫)にも出てきます。
さらに、同じく同作者の別作品「わが家は祇園の拝み屋さん」シリーズ(角川文庫)とも同時代、同時系列なのです。
背景として、この三作品の主人公キャラの三人のイケメン「京男子」は顔見知りなのです。
京都烏丸御池のお祓い本舗シリーズ
本の紹介
会社をリストラされた木崎朋美がレトロなBARで出会ったのは、ジョニー・デップさながらの弁護士・城之内隆一。その場でスカウトされ、彼の事務所に勤めることになった朋美だが、来るのは”猫探し”や”ストーカー退治”など奇妙な依頼ばかり。抜群にイイ男なのに普段は残念な京男子・ジョー先生と、絶世の美少年高校生・海斗君に囲まれた事務所の本業は”お祓い”だった!?
わが家は祇園の拝み屋さんシリーズ
詳しくは、
こちらをみてください。
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【最新刊】『京都寺町三条のホームズ』まとめ
このシリーズは望月麻衣さんの京都愛が詰まっています。
だからみなさん京都に行ってみたくなるようです。京都在住の方も、歌舞伎に行ってみたくなったり、いけずに突っ込んでみたりしたくなります。この物語に引き込まれているからではないでしょうか。
この本はミステリーなのか恋愛小説なのか?とホームズと葵との関係に徐々に重点が置かれているのですが、
読者が納得する展開になっていくことを望んでいます。
サイトとは少しテンポの違う展開で、葵の少しずつ気持ちが揺らいでいくシーンが好感が持てますが、
相変わらずサイト人気が根強いようですね。
それでは、京都の市内を散策しに行きましょう!
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