離乳食の役割はご飯が食べられるようになることだけではありません。食べる時間を決めることは1日のリズムを作るためにもとても大切です。そのため、1回食の時は何時、2回食の時は何時、3回食の時は何時と大体時間が決まっています。でも外出していたり、赤ちゃんのお昼寝が長引いたりすると時間通りにいかないこともありますよね。離乳食の時間は大体何時というだけで、「毎日必ずこの時間に!」というわけではありません。神経質になり過ぎるとパパやママにもストレスになってしまいます。私は2人子供がいる主婦ですが、育児書通りにキッチリやろうとしてママがイライラしてしまうよりも、「たまにはズレたり、食べるタイミングを逃しても大丈夫」と楽観的に考えている方が家族の空気もよくなるし、赤ちゃんとの時間も楽しくなったように思います。ここでは、時期別の離乳食の食べる時間についてご紹介します。
アレルギー予防離乳食初期の食べる時間は午前中
離乳食初期は、母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんが初めて他の物を口にする時期です。まだ胃や腸などの消化器官の発達も十分ではありませんし、アレルギーの心配もあるので、離乳食を食べさせる時間は、午前9〜10時くらいにしましょう。
この辺りの授乳と授乳の間の時間か、授乳時間の少し前が離乳食を食べるのにベストな時間です。お腹がいっぱいだと赤ちゃんも食べてくれないので授乳後は避けましょう。
なぜこの時間なのかというと、それはもし離乳食を食べて体調が悪くなってしまった時でもすぐに病院に行くことができるからです。
もし午前中食べさせるタイミングを逃してしまったら、その日は離乳食をお休みしても構いません。まだ食事から栄養を摂っているわけではないので、気にしなくて大丈夫です。
アレルギー予防離乳食中期の食べる時間
離乳食中期には、2回食になります。1回目は、初期と同じで午前中に食べさせます。もう1回は、午後2〜6時ごろにしましょう。
初めて食べる食材は、アレルギーの心配もあるので、午前中に挑戦するようにします。午後の離乳食は、遅くなりすぎるとお風呂や寝る時間に近くなってしまうので、お風呂や寝る時間の直前にならない夕方の時間帯が赤ちゃんの体の負担にもならずおすすめです。
夕方にお昼寝をする子は午後2時くらいの早めの時間に2回目を食べさせても良いでしょう。
離乳食を食べさせるために赤ちゃんの時間を変えるのではなく、赤ちゃんに合わせて食べる時間を決めてあげるのが、ご機嫌に食べてくれるコツでもあります。
アレルギー予防離乳食後期の食べる時間
離乳食後期になると3回食になります。1日のリズムを作るためにも朝、昼、夜とできるだけ食事の時間を決めて整えていきましょう。
離乳食と次の離乳食の間は3〜4時間あけます。注意したいのは、3回目の離乳食が遅くなりすぎないようにすることです。
寝る直前に食べてしまうと、消化しきれず、お腹が痛くなったり、下痢や便秘など体調が悪くなってしまうこともあります。3回目の離乳食はできれば午後6時までには終わらせておきたいですね。
そこから逆算すると2食目は午後1〜2時、1食目は午前9〜10時になります。
離乳食後期は卵や青魚など食材も食べられるようになりますが、アレルギーが起きやすい食材でもあるので、初めての食材は午前中に挑戦するようにしましょう。
食べる時間がズレたらどうすればいい?
離乳食を食べさせる時間はあくまでも目安です。大人だって仕事がなければ日によって起きる時間は違うでしょうし、毎日同じ時間にお腹が空くわけではありません。それに外出していたら食べるタイミングを逃してしまうこともあります。
初めて食べる食材は、アレルギーなどの心配があるため午前中にした方がいいですが、その他は時々ズレることがあっても気にする必要はありません。
赤ちゃんだってお腹が空いていないこともありますし、予定していた時間より早めにお腹が空くこともあります。外出している時は、周りが気になって食べられないこともあるでしょう。
食べたくない時に無理やり食べさせられたり、パパやママがイライラしていると、赤ちゃんは「離乳食の時間が嫌なもの」と感じてしまいます。そうなると余計に食べなくなってしまいますし、離乳食もスムーズに進まなくなってしまいます。
赤ちゃんのお昼寝のタイミングがズレたり、外出していて離乳食を食べるタイミングを逃してしまった時には、「こんな日もあるよね。」と思って、また次の日に気持ちを切り替えましょう。育児中はパパやママがストレスを溜めないことが1番です。
離乳食を食べさせる時間はいつがいいの?アレルギーとタイミングのまとめ
離乳食でを食べる時間で気をつけたいのは、初めての食材は体調が悪くなった時にすぐお医者さんに見てもらえるように午前中にすること。夜寝る直前に食べると消化しきれなくなってしまうので3食目は遅くなりすぎないようにすることです。
離乳食は1日のリズムを作るために大切なものですが、時間はあくまでも目安です。毎日離乳食の時間が前後するという人も心配することはありません。成長するにつれて段々と時間は定まってきますよ。
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