本好きさんにおススメの本です。『図書室のピーナッツ』は高校のなんちゃって司書さんが大奮闘する物語です。シリーズ第二弾。前作から素敵な発展があります。
【感想】『図書館のピーナッツ』キャラが立っています。
一人一人の登場人物が魅力的なんですよね。
おやって思う瞬間の多い本です。
しかも、
司書の日常が描かれているばかりではないから、楽しめます。
高校の図書室で働く詩織は、
”なんちゃって司書” です。
レファレンスの方法や取り組み方など、色々迷いながら学んでいきます。
自分の仕事について不安に思いながらも、
「山村さんが言ってたんだけど――いろんな方向から探したり、掘り下げたりを重ねて、偏りのない情報とか信頼性の高い資料を見つけるのも司書の仕事なんだって。あたしはそれだって全くできてないな―って思うとため息が出ちゃってさあ。有能な司書さんってただカウンターで貸し出し係やってるだけじゃなくて、無限にある情報の取捨選択をしてる専門家でもあるんだよ」
『図書室のピーナッツ』竹内 真 著 P.42より
・・・と彼女は試行錯誤しながら学校図書室の司書として成長をしていくシリーズなんです。
こんな感じで本に関わっていく人は、本そのものが大好きな人が多いんですよね。
だから、1冊1冊大事にしています。
雨の日の本の取り扱いには注意してくださいね!
シリーズ第一巻はこちら
↓
バツイチの詩織ですが、
今回は気になる人が出てきます。
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司書とはこんな仕事かな?司書あるある
面白い仕事なんですけどね。
みんななんとか折り合いをつけて働いています。
- 司書って本が大好きだから、アルバイトさんでも、例え低賃金でもクオリティの高い仕事をする人が多い。
- 市立図書館などは、上司より部下の方が仕事が断然できる。
- 仕事中、ページをめくっているうちに読書に入ってしまわないように注意が必要!
- 子どもを野放しにするお母さんの対策が大変。
- 少ない情報から利用者さんのリクエストに応えられた時は最高。
- こんなことでクレームが来るのか!って開きなおれる瞬間がある。
- 司書って接客業。
- 話し好きの利用者さんに困ることも。
- なぜだかお見合い話がくることもある。
- インフルエンザで学級閉鎖なのに図書室にはくる子供がいる。
- ここに子供を預けようと目論んでいる親がいる。
- 今度、読もうと思っていた本のラストを利用者さんに語られたことがある。
・・・お見合い話くるんです。
【感想】『図書室のピーナッツ』司書とはこんな仕事かな?のまとめ
市立図書館の ”図書館ノート” っていいなーって思いながら読んでいました。
司書を目指す人や現在司書さんにはもちろん、ちょっとした推理が欲しい人にも楽しめる本です。
司書さんたち、みなさん一生懸命働いています。
読みたい本がなかったら、近隣の市町村の図書館や国会図書館まで
スペシャルに探してくれますよ。
図書館、図書室に行ってみてください。
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