杉村三郎シリーズ第四弾『希望荘』

その部屋には、絶望が住んでいた――。

愛娘となかなか会えない・・・杉村三郎氏はそれは絶望しますよね。
妻の不倫が原因なのになんで彼がこんなに苦しい思いをしなくてはならないのか。
義父が経営する今多コンツェルンの仕事を辞めた彼は、探偵事務所を開業します。

誰かに振り回され続けた杉村三郎の転機となる作品です。
結婚生活で得たものを全部自分の武器に出来るようになれば良いのにね。

だけど、人徳なのか?

人に振り回されるけど、人に助けられる。
最新作で読んだ最後の言葉

「あなたもしっかり頑張りなさい、探偵」

『昨日がなければ明日もない』より

じわじわとくる杉村三郎シリーズなんです。

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文藝春秋
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