世界的ベストセラーとして知られる
人を動かす。
著者の デール・カーネギー は、人間関係やコミュニケーションの原則を体系化した人物として有名です。
この本はタイトルだけを見ると
「人を思い通りに動かすテクニックの本」と思われがちですが、実は違います。
『人を動かす』は
相手が気持ちよく動きたくなる関係の作り方
を教えてくれる本です。
・部下が動いてくれない
・子どもがやる気を出さない
・人間関係がうまくいかない
そんな悩みを持つ人にとって、多くのヒントが詰まっています。
この記事では
- 『人を動かす』の要約
- 有名な三原則
- 人に好かれる六原則
- 実際に感じた学び
を紹介します。
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『人を動かす』とはどんな本?
『人を動かす』は1936年に出版されて以来、世界中で読み継がれている自己啓発書です。
人間関係を良くするための原則を
- 人を動かす三原則
- 人に好かれる六原則
- 人を説得する十二原則
- 人を変える九原則
という形で整理しています。
特別な才能ではなく
誰でも実践できる人間関係の基本がまとめられているのが特徴です。
Dカーネギーがすすめる『人を動かす』の読み方
著者のカーネギーは、この本を一度読んで終わりにしないことをすすめています。
おすすめの読み方は次の通りです。
『人を動かす』の読み方
- 最初は速読する
- 繰り返し読む
- 気になる部分に線を引く
- メモを取る
- 実践できているか振り返る
なぜなら、この本の内容は
理解することより、実践することの方が難しい
からです。
カーネギー自身も
「この原則を守るのは簡単ではない」と書いています。
人を動かすを要約
偽りのない心からの賞賛を願っているから、そのことを踏まえた上で、自ら動きたくなるような気持ちをおこさせることが大事なんです。
人を動かす三原則
本書の最初に紹介されるのが
人を動かす三原則です。
有名な言葉にこんなものがあります。
もし蜂蜜を集めたいなら蜂の巣を蹴とばすな
人は批判されると心を閉ざしてしまいます。
そのため、相手を変えようとする前に理解することが大切だと説いています。
三原則はこちらです。
💡人を動かす三原則
- 批判も非難もしない
- 苦情を言わない
- 心からの賞賛を与える
- 強い欲求を起こさせる
人は誰でも
認められたい
という気持ちを持っています。
だからこそ、相手を否定するのではなく
価値を認めることが人を動かす第一歩なのです。
「もしも蜂蜜を集めたいなら蜂蜜の巣箱を蹴とばすな』とは
人を動かすことは容易なことではありません。
なんて言ったって人は変えられないと言われているのですから。
例えば、凶悪犯でも、自分のことは正しいと考えている・・・という衝撃的な話から始まります。
どんな悪いと言われる人でも、自分が正しいと思っているんです。
驚きますよね。
だから人を動かすのにはその人は自分は間違えていないということを理解してあげます。
人を動かす三原則を実践したら自分を認めてくれたと認識して、
自分を認めてくれた人のために動いてくれるのです。
人に好かれる六原則
次に紹介されるのが
人に好かれる六原則です。
カーネギーはここで面白い例を出しています。
人に好かれる達人は誰かというと
犬
だと言うのです。
犬は、全身で「あなたが大好き」と表現します。
その純粋な姿勢こそが、人間関係のヒントになるというわけです。
人に好かれる六原則
- 誠実な関心を寄せる
- 笑顔で接する
- 名前を覚える
- 聞き手に回る
- 相手の関心について話す
- 重要感を与える
特に印象に残るのが
人の名前を覚えること
です。
名前を覚えてもらえると、人は
「自分に興味を持ってくれている」
と感じるからです。
犬に学ぶ、人に好かれる六原則
友を得るためには、わざわざこの本を読まなくても良いそうです。
それは・・・世の中で一番優れた達人のやり方を学べばOKなんです。
その達人はワンちゃん♪
尻尾をふって飛びついてくる。
全身全霊で自分のことが大好きだと表現してくるあの様子にこそ学ぶべきとこの本では伝えています。
私はよく人の名前を間違えるので
かなり反省をしました💦
人を説得する十二原則
本書ではさらに
人を説得する十二原則が紹介されています。
代表的なものは次の通りです。
- 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
- 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
- 自分の誤りをただちにこころよく認める。
- おだやかに話す。
- 相手が即座に’イエス’と答える問題を選ぶ。
- 相手にしゃべらせる。
- 相手に思いつかせる。
- 人の身になる。
- 相手の考えや希望に対して同情を持つ。
- 人の美しい心情に呼びかける。
- 演出を考える。
- 対抗意識を刺激する。
特に有名なのがこの言葉です。
💡議論に勝つ唯一の方法は議論を避けること
相手を論破しても、人間関係はよくならないということですね。
剣道の指導で感じた『人を動かす』の難しさ
私は剣道クラブで子どもたちの指導をしています。
その中で、この本の教えを意識していることがあります。
それは
なるべく褒めること
です。
子どもたちのやる気を引き出すために
- 良かったところを伝える
- 小さな変化・成長を認める
という声かけを心がけています。
しかし実際には、なかなか思うようにはいきません。
うちのクラブの子どもたちは
普段の稽古では人の話を聞かないのに、試合になると急に頑張るタイプ。
いわゆる
本番に強い子どもたち
なのです。
そのため普段の稽古では
「どうすればやる気を引き出せるか」
と悩むことも多いです。
そこで意識しているのが
高揚感を作ること
です。
試合のような雰囲気を作ると、子どもたちは驚くほど集中します。
この経験から感じるのは
人を動かす方法は一つではない
ということです。
子どもでも大人でも
一人ひとり性格ややる気のスイッチが違います。
だからこそ
- 褒める
- 認める
- 興味を持つ
というカーネギーの原則が、今でも多くの人に読まれているのだと思います。
「人を変える九原則」
- まずほめる。
- 遠まわしに注意を与える。
- まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
- 命令をせず、意見を求める。
- 顔を立てる。
- わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
- 期待をかける。
- 激励して、能力に自信を持たせる。
- 喜んで協力させる。
🌿 幸福な家庭をつくる七原則
カーネギーは『人を動かす』の最終章で、 「家庭こそ、人間関係の原点であり、最も大切にすべき場所」 という考えから、この7つの原則を提示しています。
家庭の幸福は“特別なこと”ではなく、 日々の小さな態度・言葉・気遣いの積み重ねでつくられる、というのがカーネギーの主張です。
① 口やかましく言わない
- 家族への細かい指摘・注意は、愛情を確実に傷つけるとカーネギーは強調。
- 「愛を壊す最も確実な方法」とまで述べています。
- まず感謝や肯定から伝える姿勢が大切。
② 長所を認める
- 相手の良いところを積極的に見つけ、言葉にして伝える。
- 30年連れ添っても倦怠期がない夫婦の例が紹介されており、 “長所に目を向ける習慣”が関係を長く保つ鍵だと示されています。
③ あら探しをしない(非難しない)
- 欠点ばかりに目を向けると、関係は必ず悪化する。
- 家族は距離が近い分、粗が見えやすいが、 “見ない努力”も家庭を守る大切なスキル。
④ ほめる
- 小さなことでも積極的にほめる。
- ほめられると人は自然と良い行動を繰り返すため、 家庭の雰囲気がどんどん明るくなる。
⑤ ささやかな心づくしを怠らない
- ちょっとした気遣い(好きな食べ物を用意する、手伝うなど)が 家庭の幸福度を大きく左右する。
- 「小さなことに注意を払う」とも表現される原則。
⑥ 礼儀を守る
- 家族は“最も身近な他人”。
- 親友や同僚にするような礼儀を、家族にも向けるべきだとカーネギーは強調。
- 「家族だからこそ丁寧に」が幸福の土台。
⑦ 正しい性の知識を持つ
- 性に関する理解不足は、夫婦関係のトラブルの大きな原因になる。
- カーネギーは“良書を読むこと”を推奨しており、 性をタブー視せず、健全に学ぶ姿勢が大切だと述べています。
🌸 まとめると
家庭は「努力する価値のある人間関係」
カーネギーの7原則は、どれも特別な技術ではなく、 「相手を尊重し、感謝し、丁寧に接する」 という、人間関係の基本を家庭にこそ徹底しようというメッセージです。
“家庭は最も大切な人間関係だからこそ、基本が一番効く”
家庭編が一番大事なことかもしれませんね💦
相手にイエスと答えさせる質問を続ける
📘 カーネギーは本の中でこう述べています
『人を動かす』の中で、 「相手にイエスと答えさせる質問を続ける」 という章を設けています。
✅ カーネギーが強調していること
① 最初に「イエス」を積み重ねると、相手は協力的になる
- 人は「ノー」と言うと、その立場を守ろうとして頑固になる
- 逆に「イエス」を続けると、心が柔らかくなり、話し合いがスムーズになる
- これは心理学的にも「一貫性の原理」として知られる
② 批判から入ると、相手は必ず防御モードになる
- カーネギーは「議論に勝つ唯一の方法は、議論を避けること」とまで言っています
- 批判 → 防御 → 感情的対立 この流れを避けるために、まずは相手が「YES」と言える質問を投げる
③ ソクラテス式問答法として紹介されている
- 古代ギリシャの哲学者ソクラテスが使った方法
- 小さな「YES」を積み重ねて、相手自身に気づかせる
- カーネギーはこの手法を「人間関係の潤滑油」として推奨
🌱 カーネギーの主張とは
最初は相手にイエスばかり言ってもらう質問ばかりをして、 できるだけノーと言わせないようにするのがポイント
これはカーネギーが本の中で繰り返し強調している部分です。
『人を動かす』はこんな人におすすめ
この本は次のような人におすすめです。
- 人間関係を良くしたい人
- 部下やチームをまとめる立場の人
- 子育てや教育に関わる人
- 営業や接客の仕事をしている人
仕事だけではなく
家庭や友人関係でも役立つ内容です。
✨大事なポイントがここにあるからです
- 「批判すると人は必ず心を閉ざす」
- 「イエスを積み重ねると、心が開く」
- 「これはソクラテス式問答法として古代から使われてきた」
- 「カーネギーも『人を動かす』で重要な原則として紹介している」
- 「家庭でも職場でも、まずはイエスから始めると関係が変わる」
次に『人を動かす』をまとめた動画も紹介しますね。
動画で説明『人を動かす』D/カーネギー
生きていくためにも職場で円滑に働くためにも必要な教え
相手を論破をしてはいけない。。。。
今までの失敗に納得できます。
議論を避けることが議論に勝つ方法
そして、セールスに押し切られない方法も♪
生活の知恵が身に付いちゃいます。
FAQ:よくある質問
『人を動かす』については、内容や読み方など気になることも多い本です。
ここでは、読者からよくある質問をまとめて解説します。
Q1. 『人を動かす』はどんな本ですか?
人間関係を良くするための原則をまとめた自己啓発書です。
批判をせず、相手を認めることで人が自発的に動く関係を作る方法が紹介されています。
Q2. 『人を動かす』の三原則とは何ですか?
三原則は次の内容です。
・批判も非難もしない
・苦情を言わない
・心からの賞賛を与える
相手を否定するのではなく、認めることで人間関係が良くなると説いています。
Q3. 『人を動かす』は仕事以外でも役立ちますか?
はい。職場だけでなく、家庭や友人関係、子育てや教育などさまざまな場面で役立つ内容です。
Q4. 『人を動かす』は読むのが難しい本ですか?
文章は比較的読みやすく、エピソード形式で説明されているため、自己啓発書が初めての人でも読みやすい本です。
Q5. 『人を動かす』はなぜ長く読まれているのですか?
人間関係の基本原則をシンプルにまとめているからです。
時代が変わっても、人の心理は変わらないため、多くの人に読み継がれています。
まとめ|『人を動かす』は何度も読む本
『人を動かす』は一度読んで終わる本ではありません。
何度も読みながら、少しずつ実践していく本です。
この本が教えてくれるのは
- 人は批判では動かない
- 人は認められると動く
- 相手の立場で考えることが大切
というシンプルで本質的な考え方です。
人間関係に悩んだときに、
何度でも読み返したくなる一冊だと思います。



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