はじめての離乳食作り。この食材、どのように調理したらいいのだろう、と分からないこともあるのではないでしょうか。
離乳食作りは、時間や手間がかかり大変だと感じているママも多いと思います。
今回は、離乳食の作り方や時短テクをわが家の離乳食作りの体験談を交えながらご紹介します。
離乳食の作り方について
食材の調理は、赤ちゃんの噛む力や消化能力の発達に応じて、その都度変えていきます。
赤ちゃんが食べやすいよう、うらごしやブレンダー、ミキサー、包丁でのみじん切りなど、その時の成長に応じた形状に食材を調理します。
わが子の場合、離乳食初期の頃は特に、舌触りが少しでも悪いと嫌がってしまいました。
例えば、キャベツや小松菜などの葉物野菜は、しっかり茹でて潰しても、茎や葉の繊維が残りやすく、舌触りが悪いようでした。
小松菜は葉先だけ、キャベツは中の柔らかい葉を使うようにし、なるべく繊維が残りくいよう工夫しました。
また、じゃがいもやかぼちゃなどは、潰した後でも、舌触りがザラザラしてしまい嫌がったので、茹で汁や粉ミルクで伸ばし、なるべく滑らかな舌触りになるように気を付けていました。
きゅうりやかぼちゃ、トマトやナスなどは、普段大人が食べる時は皮を剥かずに使用することがほとんどですが、赤ちゃんは消化能力が未熟なので、皮は取り除き調理します。
また、腎臓機能が未発達な赤ちゃんは、塩分に気を付けなければいけません。
わが家の一例として、しらすを調理する際、食塩不使用のしらすがなかなか手に入らなかったので、自宅で一旦茹でて塩抜きしたものを使用していました。
リンゴやバナナ、梨などの果物も初期の頃は生で与えず、すりおろしたり、小さく切ったりしたものを、さらにレンジで加熱しジャム状にして与えていました。
また、水分が多い野菜や果物、パサパサしやすいささみなどは、片栗粉や市販のとろみのもとを使ってとろみ付けをし、食べやすいようにしていました。
時短で離乳食作りをより楽に
- 裏ごしにハンドブレンダーを使う
- 多めに作りフリージングをする
- 大人の料理を作るときに一緒に調理
- 炊飯器にお粥を作るカップを入れて一緒に炊く
私が離乳食初期の調理で一番大変だと思ったのは「うらごし」でした。
10倍粥を作り、うらごししてみても舌触りが悪く、うらごしの仕方が間違っているのか?と思い、さらにすり鉢で潰したほどです。
時間をかけてみても、なかなか本に書いてあるような、滑らかなペースト状にするのは難しく感じました。
そんな時少しでも楽に調理する方法を調べてみると、離乳食調理にはハンドブレンダーが便利だということを知りました。
ハンドブレンダーを使うと、ほんの数秒ですぐにペースト状の離乳食を作ることができ、調理時間が大幅に短縮されました。
離乳食作りが始まるまでは、「毎日作り立ての離乳食を食べさせるぞ」と意気込んでいましたが、育児や家事で忙しく、いざ食材のペーストを作ってみると、毎食手作りするのは手間がかかり、とても大変だと実感しました。
そこで、一度に多めに作りフリージング保存するのがおすすめです。
赤ちゃんが食事前におなかを空かし、グズグズしていても、電子レンジや鍋で解凍するだけなので、離乳食を手早く出すことができ助かります。
また、大人の料理を作るときに、一緒に調理してしまうのもおすすめです。
炊飯器でごはんを炊くときに、一緒におかゆも炊いてしまうのが楽でした。
お鍋でおかゆを作ると、火加減や水分量の調整がなかなか難しく、家事や育児をしている間に、うっかり焦がしてしまう心配もあります。
そんな時、先輩ママに、大人のご飯を炊くときに、炊飯器に市販の専用カップに水とお米を入れると、一緒におかゆが炊けるということを教えてもらいました。
娘が成長し、たくさん食べられるようになった今は、お鍋で炊くコツをつかみましたが、離乳食開始初期の頃は、育児に追われ、調理に時間があまりとれなかったので重宝しました。
また、取り分け離乳食もおすすめです。
赤ちゃんが成長し3回食になると、大人と赤ちゃんの朝昼晩のメニューを考えなければいけません。
さっき食べたと思ったら、すぐに次の食事の時間になり、1日中メニューについて考えているようで大変でした。
そこで、大人のメニューと同じ食材を使ったり、味付け前の調理途中のものを取り分けたりして、離乳食を作ると離乳食作りが楽になりました。
例えば、大人用には刺身、こども用には刺身を焼いたものを出したり、豆腐ハンバーグにひじきや野菜など赤ちゃんに食べさせたい食材を混ぜて、味付け前のものを子ども用に、味付け後は大人用に焼いたりしていました。
また、大根や人参を茹でて、子ども用にゆで野菜スティックとして取り分けた後、出汁と味噌を入れて大人用にお味噌汁にしたりしています。
離乳食作りが大変で、肝心の育児が疎かになってしまわないように、自分にあった時短を見つけ楽しく調理ができたらいいと思います。
楽々離乳食・手作りにこだわりすぎず、市販のベビーフードも併用
新しい食材を食べた時の反応が可愛い、おいしそうにモグモグしてくれる姿に癒される、そんな気持ちで楽しんで作っていた離乳食。
しかし、食べムラや遊び食べが始まり、食べ残しされる日が増えると、「今日のメニューは自信があったのに」と悲しい気持ちになることもしばしば。
「私の離乳食が不味いのかな?」と思うこともあり、落ち込む日々が続きました。
先輩ママに相談してみると、
「案外市販のベビーフードなら食べる子もいるみたい。手作りしたい気持ちもわかるけど、手作りしか食べないのも外出先で困るし、ベビーフードもたまに食べさせてみたら?」
とアドバイスをもらいました。
市販品に慣れてしまったら、もう私の離乳食は食べてくれなくなるかもしれない、
と使うのにやや抵抗がありましたが、
日々食べてもらえない離乳食作りに心も体も疲れていたので、アドバイス通りベビーフードも使用することにしました。
いざ、使用してみると、月齢にあった食材の硬さと大きさで、赤ちゃんが食べやすいように工夫がなされており、アレルゲン表示もされていたので安心して使用することができました。
ベビーフードに変えたからと言って、娘がたくさん食べられるようになったわけではありませんでしたが、たまにはベビーフードに頼り、手作りの離乳食を休む日を作ったことで、私の休息になり、食べ残しをされてもイライラしたり落ち込んだりすることが減りました。
また、ベビーフードを使用することで手作りの離乳食を食べなくなるということもなく、今では市販品を使用することに抵抗はありません。
【離乳食】離乳食作りって大変?作り方や時短テクについてのまとめ
ママは日々、育児や家事に追われて時間があまりありません。
離乳食作りは、想像以上に手間がかかり、時には心にゆとりが持てなくなることもあります。
赤ちゃんはきっとニコニコしているママと離乳食を楽しく食べたいと思っているはず。
時短調理をしたり、市販のベビーフードを上手にとりいれたりしながら、離乳食作りがママの負担になって疲れてしまわないようにしたいですね。