世界一貧しいのではなく世界一豊かな大統領ムヒカ

読書感想

「ぺぺ」という愛称で国民から愛されていたウルグアイの元大統領の ”ムヒカ” ネクタイなしのシャツ姿で、2016年4月8日池上彰さんの番組に登場しました。
彼は『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(絵本)で有名な人です。

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『来日緊急スぺシャル 日本人は本当に幸せですか?』

2016年4月8日のテレビ放送で、彼の心の豊かさや深さに、そしてお茶目さに・・・日本の国民も愛称の「ぺぺ」と呼んでみたくなったのではないでしょうか。

事の始まりは、
2012年のブラジルで行われた、リオデジャネイロで国際会議のことです。
そんな会議の一番最後のことです。
南米の国ウルグアイのムヒカ大統領が語り始めます。
彼なりのポリシーがあるので、ネクタイなしのシャツすがたで登場です。
ウルグアイの人びとは親しみをこめて「ペペ」と呼んでいる国民自慢の大統領です。

・・・そのムヒカ大統領の演説は、
もう人もまばらになった会場で、残った人たちは、彼の言葉に心を打たれるのです。
ムヒカ大統領の演説が終わったとき、大きな拍手がわきおりました。
その時のスピーチは絵本のなかで読むことができます

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豊かさとは何なのかを問うスピーチです。
建前ではなく、きれいごとではなく、誠心誠意をこめたスピーチなんです。

人間の幸福とは何か?

『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』という絵本のなかで、思わず唸ってしまうシーンが沢山ありますが、主なものを紹介します。

こんなことを続けていていいの?って問いかけています。
大量生産なんてやめようよ・・・長く使える物を、大事に出来る物を作ろうよって言っています。
生き方を見直してみる。
見直して、考えたことを実行して、今の生活をより、心が豊かになっていく方を目指そうと。
物が豊かに溢れ出すのではなくです。

そうではなくて、いまの生き方をずるずると続けていてはいけない、もっとよい生き方を見つけないといけないと言いたいのです。わたしたちの生き方がこのままでよいのか、考え直さないといけない。そう言いたいのです。

 古代の賢人エピクロスやセネカ、そしてアイマラ民族は、つぎのように言いました。

「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、かぎりなく多くを必要とし、もっともっとほしがることである」

このことばは、人間にとって何が大切かを教えてくれています。

  • 大統領の給料の9割を寄付しています。
  • 少ない給料の中から将来の、農業学校の為に貯金もしています。
  • 大統領の公邸には住んでいません。
  • 大統領専用機なんてありません。
  • 会議はエコノミークラスです。
  • 隣の国の大統領の飛行機に乗せてもらうこともあります。
  • 資産は古びた愛車だけ。
  • 農場で奥さんとくらしています。

そんな彼だからこそ、こんなに心に響く話ができるですよね。

興味を持たれたらどうぞ読んでみてください。
絵本です。

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自分の幸せについて考えてみることのまとめ

人間の幸せがあってこその、経済発展を私たちはやり遂げたいということですね。

 私が話していることは、とてもシンプルなことです。

社会が発展することが、幸福をそこなうものであってはなりません。発展とは、人間の幸せの味方でなくてはならないのです。

人と人とが幸せな関係を結ぶこと、

友人を持つこと、

こうしたものは、人間が生きるためにぎりぎり必要な土台です。発展は、これらをつくることの味方でなくてはならない。

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