半襟の黄ばみ対策とポリエステルの洗濯方法を詳しく説明します。
ファンデーション汚れのお手入れ方法とアイロンの温度についても併せて解説してますのでお楽しみに^^
半襟の黄ばみ対策は着用後に布でぬぐいます。
半襟に汗やファンデーションが付いてしまったらすぐに外して洗濯を。
汚れていなくてもすぐに着用しないのでしたら、外してお手入れをすると黄ばみを防ぐことができますよ。
一度着用したものは洗濯をすることがおすすめです。
洗濯後のアイロンの温度は低温(110℃~130℃)にします。
スチームは使わないでくださいね。
ファンデーション汚れはベンジンかリグロインを使います。
詳しく説明をしますので動画も含めて見てくださいね。
黄ばんだ木綿の半襟を漂白してしまったレポートも見てくださいね!
半襟の黄ばみ対策と絹とポリエステルの洗濯
半襟の黄ばみ対策は着用後に布でぬぐいます。
半襟に汗やファンデーションが付いてしまったらすぐに外して洗濯をします。
汚れていなくてもすぐに着用しないのでしたら、外してお手入れをすると黄ばみが防げます。
半襟は一度着たものは洗うと安心です。
半襟は通常お洒落着洗いで洗いますが、高級衣料とシルク用に開洗発された洗剤を使うと安心して洗うことができます。
半襟の黄ばみ対策
着物を脱いだ後には、目に見えなくても布で汚れが付きそうな部分を軽くぬぐうだけでも汚れが落ちる場合があります。
着物のお手入れとして、
着用後すぐに襟周りなどファンデーションが付きやすい部分や、手で触ってしまう部分は汚れをぬぐう習慣をつけましょう。
一度着用した半襟は洗濯することをお勧めします。
半襟の絹との洗濯
絹の半襟は高級衣料とシルク用に開洗発された洗剤を使います。
縮緬(ちりめん)半襟は手洗いでは縮むので、専門のクリーニング店で洗ってもらいましょう。
絹の半襟の洗濯方法
① 半衿を長襦袢(ながじゅばん)から丁寧に外しましょう。
② 洗面器などに水を張り、中性洗剤で一晩漬け置きします。
※水に浸けます。お湯やぬるま湯では生地が縮んでします場合があります。
※汚れがひどい場合は、歯ブラシに水で薄めた中性洗剤をつけて(毛ばたたないように)、布目に沿って優しくこすります。
③ すすぎは流水でしっかりと洗います。
※半衿に洗剤が残らないように注意します。
④ 水けを切るときは、”掌で挟んで水けを切る感じ” に水分を飛ばします。
⑤ タオルで挟んで水けを取ります。
⑥ 陰干しをします。
⑦ 陰干しで半乾きの状態になったら、当て布をしてアイロンをかけます。
洗濯後のアイロンの温度は低温(110℃~130℃)にします。
※アイロンを持つ手と反対の手で、半衿を少し引き気味アイロンをかけます。
半襟が半乾き伸ばしながらかけてください。
ポリエステルや木綿の半襟
ポリエステルなどの化繊素材の場合には、洗濯機でお洒落宜洗いを使用して洗います。
ポリエステルの長襦袢の場合、半襟は外さずに一緒に洗濯機でネットに入れて洗えます。
おしゃれ着の運転モードで洗いましょう。
ファンデーション汚れのお手入れ方法
絹の半襟のファンデーション汚れはベンジンかリグロインを使います。
こちらの動画ではベンジンを使用しています。
リグロインの場合はこちら
半襟の黄ばみ・シミ抜きを酸素系漂白剤で洗濯
半襟が黄ばんで、30年も汚れがシミついていた木綿の半襟をダメもとで酸素系漂白剤で洗ってみました。
半襟の漂白は自己責任でお願いします。
布地に優しい酸素系の洗剤を選んでくださいね。
わかりづらいですが、折ってある部分が汚れてしまっていました。
約50℃くらいのぬるま湯で2時間酸素系漂白剤の ”オキシクリーン” に浸け込みました。4リットルのぬるま湯にオキシクリーンのキャップ1杯分の洗剤です。
良くすすぎ、軽く絞り、丁寧に伸ばしてからタオルで包み込むように水分をふき取り、
陰干ししました。その後、半乾き(生乾き)の状態でアイロンを掛けました。
折り目が残っていたので、縫いやすいように折りながらアイロンを綺麗に掛けて完成です。
少し薄っすらと汚れが残っているものの、使えるぐらいには綺麗になりました。
洗う前はこれでは人前には出られないなぁ~と思っていたものの、綺麗になったと思います。
絹では試せませんが、古くなって捨てるかどうかの境目にある木綿の半襟だったら、試してみてください。
私の祖母の長襦袢に付いたままの状態の半襟が綺麗になりました。
一年に一度は着物は陰干しをしないと、どんどん被害が広がってしまします。注意が必要ですね。
今回はこれで洗ってみました。
大掃除にも大活躍をするオキシクリーンなのでたくさん使いたい場合はこちらです。
半襟の黄ばみ対策!ファンデーション汚れのポリエステルと正絹の洗濯とアイロンの温度のまとめ
- 半襟の黄ばみ対策は半襟の黄ばみ対策は着用後に布でぬぐいます。
- 半襟に汗やファンデーションが付いてしまったらすぐに外して洗濯
- 絹の半襟は高級衣料とシルク用に開洗発された洗剤を使う
- 洗濯後のアイロンの温度は低温(110℃~130℃)
- ファンデーション汚れはベンジンかリグロインを使う
ひと手間をかけるといつまでも美しく着物を着ることができます。
次の世代にも残していきたいですね。
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