【感想】 『思考の整理学』卒業論文を書くのならこの名著

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ちくま文庫から発売されているこの本、『思考の整理学』外山 滋比古著は最近、新聞の広告に何度も登場するから、どんな本かなーって興味が日に日に増してきていました。”東大生や京大生は何故この本を読むのか”、”もっと若い時に読んでいれば”なんて・・・思わず手に取ってしまいますね。

 



 

『思考の整理学』の感想

 

どんな難しい本かと思いきや、文章のテンポがよくサクサク読めてしまいました。

あー成程、そーなんですね。なんて読んでいたのですが、この本って、

「卒業論文を書くときに読んでいたかった本だなー」

って思えたのです。

 

論文を書くときに、

テーマを決めるとき。

 

アイディアが行き詰まった時。

 

本を読みすぎてどうまとめたらいいのか訳が分からなくなった時。

 

卒論のテーマについて人からバカにされて心が折れた時、

そんなことにならないうちに是非ともこの本を読んでみて頂けたら・・・なんて、

 

そんな本です。

 

 

思考の整理学は卒業論文を書く前に読むことをおススメします

 
“知識よりも思考のほうが大事だ”ということが、書かれている本です。

卒論を書くときには、知識だけでは書けないものですよね。

思考に重点が置かれているから、卒論に苦手意識を持つ学生が多いのもまた事実なんです。

 

この本は、1986年に発売されたものですが、

2009年に100万部を突破し、

2017年には200万部を超えるダブルミリオンとなりました。

 

「東大生」と「京大生」のバイブル

 

”東大生や京大生は何故この本を読むのか”・・・。

2008年、2009年には、「東大」、「京大」の大学生協で最も売れた本となりました。

今でも着々と売り上げ続けています。

 

同書の担当編集者・ちくま文庫編集長の伊藤大五郎氏が語る。

 

『思考の整理学』におけるロングセラーの謎は、

 

「30年以上前の本ですが、内容が普遍的で古くならないことがロングセラーの最大の要因です。“知識を詰め込むだけでは、考える力は養われない”という外山先生のメッセージが、知識偏重型の勉強をしてきた東大や京大の学生に伝わっていると感じます」

※週刊ポスト2016年12月2日号ちくま文庫編集長の伊藤大五郎氏より

 

と語られているなかに凝縮されているようです。

 

卒論を書く前に是非と読んでみてください。

 



 

思考の整理学の目次から読み解く

 

思考の整理学の目次を見ているだけで納得の内容です。

 

思考の整理学の目次より

 

ちょっと気になった所を上げてみました。

 

グライダー :グライダー兼飛行機のような人間になるためにはどういうことを心掛ければ良いのか?
不幸な逆説 :”なぜ”を問うてみたい
朝飯前 : 実践してみたいし、こうすれば頭がよく動いてくれるのですね。
醗酵 : ”熟したテーマは向こうからやってきる”フランスの文豪バルザック、格好いいです。
寝させる :「いや、くよくよすることはないさ。明日の朝、7時には解決しているよ」イギリスの十九世紀の小説家ウォルター・スコット
カクテル :すぐれたカクテル論文は人を酔わせながら、独断におちいらない手堅さを持っている。

などなど、

こう続きます。


エディターシップ
触媒
アナロジー
セレンディピティ
情報の“メタ”化
スクラップ
カード・ノート
つんどく法
手帖とノート
メタ・ノート
整理
忘却のさまざま
時の試錬
すてる
とにかく書いてみる
テーマと題名
ホメテヤラネバ
しゃべる
談笑の間
垣根を越えて
三上・三中
知恵
ことわざの世界
第一次的表現
既知・未知
拡散と収斂
コンピューター

 

このタイトルを見ているだけで、卒論に適していることがわかりますよね。

 

【感想】 『思考の整理学』卒業論文を書くのならこの名著

 

この本、最近新聞で何回か紹介されているよねー読んでみようかなって家族も言っていました。

アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?という考えることが楽しくなる本です。

為になるのに面白くてサクサク読めます^^

 

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